熊本国府高校での指導(2012年度第9回) - 子供の教育・受験全般 - 専門家プロファイル

原田 将孝
GLS予備校 校長
塾講師

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対象:子供の教育・受験

広瀬つみき
(2歳3歳専門の子育てアドバイザー)

閲覧数順 2016年12月05日更新

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熊本国府高校での指導(2012年度第9回)

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一昨日(2/2)、熊本国府高校で指導してきました。

今回は、先生相手に9時間以上ぶっ通しで話をしてきました。
内容は、大まかに分けると以下の5つのテーマになります。


・出願校(国公立)の選択が妥当であったか否か
・これからの進路指導のあり方
・国公立二次試験までにどういった指導をすべきか
・新1年生向けのカリキュラム草案
・来年度以降、原田がどういった形で指導に当たるか


出願校(国公立)の選択に関しては私が考えていたものとほぼ同じでしたので、後は出願校を決めるに当たって大切なことについて話しました。ポイントは、「配点とボーダーだけを見て出願校を決めてはいけない」ということです。

見かけ上は二次試験の配点が高そうでも、差のつきにくい問題である場合は実質的なセンター試験の配点が高くなります。また、多少ボーダーを割っても二次試験との相性が良ければ逆転可能ですし、逆にボーダーを超えていても二次試験との相性が絶望的であれば合格可能性は非常に低くなります。

一番良いのは、センター試験の直後に二次試験の問題をいくつか解かせてみることです。その結果を踏まえ、残り一ヶ月で対策可能かどうかも考慮に入れつつ、出願校を決めるのがベストでしょう。


また、生徒・保護者は進路についてイメージ先行で考えている人が驚くほど多いので、実情を調べた上で本当にその子に合った進路を提示してあげるのも物凄く大事になってきます。例えば、法学部で何をするか全然知らないのに、正義感だけで法学部を選ぶという子を私はたくさん目にしてきました。そういった生徒に将来やりたいことを聞いてみると、繋がりそうな分野は国際経済だったり国文学だったりしたので、学部ごとにどういったことを勉強するのかについて、大学のテキストを用いて説明したこともあります。学部名にまとわりつく間違ったイメージに振り回されず、何が出来るのかについてきちんと実態を把握する必要があります。

理系でも、「人気はないけど就職に強い学科」や、逆に「人気はあるのに就職口が少ない学科」もあります。就職口が少ないことを承知の上で後者のような学科に行くならそれはそれで構わないことですし、私も心から応援するのですが、「人気があるから就職も大丈夫だろう」と安易に思い込んで進学しようとする子も多いのが実情です。やりたいことを重視するのか、はたまたそれ以外の点を重視するのか、そういったことまできちんと考えさせるのが正しい進路指導のあり方でしょう。

こういった正しい進路指導をするに当たっては、「大学・学部についての正しい知識を身につけておく」だけでは不十分です。何よりも大事なのは、その子のことをきちんと理解しておくことでしょう。当然といえば当然のことなのですが、忘れがちな指導者を今まで数多く目にしてきたので、あらためて書いておきました。


国公立二次試験までの指導について、特に強調して伝えたのは「科目バランスを考える」ことと、「試験中の時間配分の訓練を数多くやらせる」ことです。特にセンター試験で失敗した子の場合はこれらを苦手としていることが多いので、指導者側がしっかり管理・指導してあげる必要があります。演習をやらせて採点して終わり、ではなく、どの順番でどの問題にどのくらい時間をかけて解いたかを記録させ、それが妥当であったかどうかを診断し、適切な指導をしなければいけません。「本番では最初の方の問題で詰まって時間を半分くらい使ってしまい、後の方の取れる問題に手をつけられず不合格」となってしまう子は、意外なほど多いのですから。


新年度に向けた話は、とりあえず原案だけはまとまったので、3月に行った時にしっかり固める予定です。その時には、何かしらブログでも報告出来ることを楽しみにしています。

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