- 碧山 美樹
- プラスエム・アーキテクツ(碧山建築設計室)
- 建築家
対象:住宅設計・構造
柔らかな和紙に包まれたそれは2人の寝室。
水廻りやリビングなど周囲の空間は優しい灯りに彩られ、住まいに回遊性が生まれる。
現代の住宅にも自由に和紙の良さを取り入れたい
一般的には和室の素材とされる障子や畳。
現代の住宅では存在感を失いつつあるが、一方で和紙持つ暖かみや吸湿性などが見直されてもいる。
この事例では間仕切りとしての強度を必要とされるのでコーティングされた和紙を使用している。
適度な固さがあるので、プロでなくても比較的扱いやすい。
照明は天井にあるものと思い込んでいない?
ダウンライトやスポットライトはずいぶん一般的になったが、日本人は欧米に比べるとまだまだ灯りの楽しみ方が下手なのかもしれない。
新築やリフォームの際には間接照明を取り入れることをおすすめ。効果的な灯りは空間の質をぐっと高めてくれるはずだ。
工事が進んでからでは対応できないこともあるので早い段階できちんと計画しておこう。