- 中村 英俊
- 株式会社第一広報パートナーズ 代表取締役 広報コンサルタント
- 東京都
- 広報コンサルタント
対象:広報・PR・IR
- 中村 英俊
- (広報コンサルタント)
- 中村 英俊
- (広報コンサルタント)
人は知らず知らずのうちに物事を判断し、無意識のうちに決めつけていることが少なくありません。
例えば偶々聞いた曲が余り好みでなければ、その後も積極的にそのアーティストの曲を聞こうとは思わないでしょうし、ましてや全く好みでなければ積極的に避けて過ごしてしまうのではないでしょうか。
私は以前、当然知ってはおり好きではない、興味が無いと判断してしまっていたアーティストの曲を偶々聴く機会があり、興味を抱き、その後どっぷりとハマってしまったという経験をしました。
もし私が以前の感覚だけで判断してしまい、その後も固定概念を持ったまま接していれば決してそのアーティストの魅力に気付くことはなかったでしょうし、私の気持ちも豊かになることはなかったことになります。
私は”決めつけはご法度”ということを意識するようにしており、自分が過去に判断してしまったことに対して、接するたびに敢えて再判断をするようにしています。決めつけてしまっていればお互いその後の成長はないと考えています。
例えば新商品のPRを考える際、この商品(群)は昔から商品力が無い、インパクトに欠ける、頑張ってもなかなか報道されないモノだったとします。その場合、積極的に頑張って露出につなげようとはなかなか思えないでしょう。
しかし新たな視点でモノを再評価すると商品価値が見出せる可能性は十分にあります。加えて言うならモノ自体は余り変わり映えしなくとも、顧客層に変化があった、或いは社会環境が変わり新たなニーズが生まれていることも十分にあり得ることです。
無意識の決めつけにより、本来価値あるものが見出されずに終わってしまうのは非常に勿体ないこと。インパクトに欠ける商品、永年売れていない商品、最近元気のない事業など、敢えてそういう判断をしてしまっているモノを一度再評価してみては如何でしょうか?
以前判断していた頃に比べ、ご自身も変わっているかも知れませんので。
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