最近、皆さんも歩道で見かけるかと思いますが、高齢者らの乗るハンドル型電動車いすのシニアカーに追突される事故が増えています。
先日も東京都の77歳男性が運転していたシニアカーに追突された男性が賠償を求め、東京地裁に提訴しました。77歳男性はシニアカー用の損害保険に加入はしていたが、シニアカーには自動車のような強制加入の自賠責保険はなく、原告側の弁護士は「損害保険未加入だと、高額の賠償を余儀なくされる」と注意を呼び掛けていました。
そもそも、シニアカーなどの電動車いすは道路交通法上は「歩行者」に分類され、歩行者とぶつかっても歩行者同士の衝突事案とされるらしく交通事故では無い為に実際の事故数は警察側も把握できていないとの事です。
東京海上日動などの損保大手6社はシニアカー運転者を対象とする保険を取り扱ってはいますがパンフレットも支社で見た事が無いくらい積極的な推進はしている様子は無く公に加入率や支払件数は公表していません。
実際、運転者側の危機意識も低く平然と保険に未加入で運転されている方も多いのが現実です。今は、日本もアメリカと同じく賠償の時代です。いつ自分が加害者になるかも知れませんから、しっかりつ必要な保険には加入する事をお薦め致します。事故が起きてから「どうしたらいいですか?」と言われてもどうにも出来ませんからね。
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植森 宏昌
ウエモリ ヒロマサ
(
大阪府 / ファイナンシャルプランナー
)
有限会社アイスビィ 代表取締役
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シニアカーに因る事故の増加
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