植森 宏昌
ウエモリ ヒロマサ低金利の今、住宅ローンを考える
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最近、住宅ローンの事前審査での通過率が5割を切っていると聞きました。昨今の低金利の関係で借入額の割には毎月の返済額が抑えられる関係から安易に不動産屋に言われるまま住宅購入に踏み切る方が増えたのも原因の1つと考えられます。会社倒産、失業、賃金カット病気等もあれば、取引先の倒産などに因る他の要因からの収入の減少等もあり、ある日突然何が起こるか分からない世の中になってきましたね。
又、仮に景気が回復した場合、1000万円当たり金利が1%上昇すると返済額は毎月5000円近く上昇します。給与の上がらない時代に5000円は死活問題ですよね?借り入れが3000万円あれば15000円ですならね。。。
そので最近は、フラット35の申込件数が急増しています。平成21年度は20年度に比べて、申込件数が約2倍(買取型)と大幅にアップしました。
では、何故、人気なのか?ですが1番はフラット35Sなら、返済開始後10年間の金利がマイナス年1.0%に拡大されたからでしょうね。それなら、今、流行りの銀行の変動金利とたいして遜色ない金利となる上、固定金利で且つ 11年目以降の金利も当初から確定しており、将来的な金利変動リスクがないからでしょうね。
※マイナス年1.0%金利引下げは、平成22年12月30日までの申込み分に適用される時限措置で募集金額も設定されているので検討中の方は早い目に行動に移して下さいね。
他にも以前は借り換えはダメだったのですが昨年6月にフラット35の制度が拡充され借り換えにも利用できるようになった点も大きいでしょうね。併せて融資額は建設費または購入価額の100%まで利用可能となった点も大きいと言えます。ただ、頭金無しで住宅購入されるのは個人的にはどうかと思いますね。頭金0で購入する計画性や将来の事を考えた場合、本当に住宅ローンを組んでまで今、マイホームを購入すべきかも含め、じっくりと検討される事をお薦め致します。
賃貸は高ければ引っ越し出来ますが、購入した物は簡単には移れません。まして、購入時の価格より高く売れる家は殆ど皆無でしょうね。仮に同じ値段で売れたとしても購入時に掛かった諸費用や、売却時に掛かる仲介手数料、引っ越し費用などを考えるだけで赤字です。不動産屋は売れば終いですし、その後、買い換えてくれても再度、手数料が入ります。
金利だけで判断せず、ご自身や家族の将来を含め慎重に判断される事を私ならご提案します。
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