植森 宏昌(ファイナンシャルプランナー)- コラム「あしなが育英会と遺児の現状」 - 専門家プロファイル

植森 宏昌
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ウエモリ ヒロマサ
( 大阪府 / ファイナンシャルプランナー )
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あしなが育英会と遺児の現状

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保険 生命保険 2009-02-11 22:03
何度かコラム等で紹介しています親を失った学生を支援している「あしなが育英会」が苦境に陥っているというニュースが載っていました。経済状況の悪化により遺児の家計が悪化し出願者が増加しているとの事。しかし、それに反比例する様に育英会の収入は増えていないのです。実際、今春の大学進学希望者への貸与率は過去最低の約6割にとどまった様子。このままでは。。。育英会に報告に因ると1998年に約200万円だった母子家庭の年間所得は、2006年には約137万円にまで減少しました。反対に1998年に1459人だった奨学金出願者は、2002年には2000人を突破、2008年には2808人にまで上昇し過去最高を更新したのです。善意の寄付等から成り立っている育英会ですが不況の影響もあり企業や個人からの寄付や返還金は年間20億円前後で推移したまま増加傾向は見られないのが現状です。
皆さんの中にも見られた事があると思いますが毎年、春と秋の年2回、奨学金の原資を確保する為に、育英会の支援で進学した奨学生達が街頭に立って募金を集めています。皆さんの中でも気付かれた方は少しでも寄付をして下さいね。いつ、自分の子供が同じ境遇になるかは分からないのでからね。

でも、保険業を生業としている保険会社で働く人の中にも全く興味がないのか、知らないのか支援しない人が多く居るのが現状で。普通の企業に比べ金融庁から保護され、給料も高いのですから自分達の事ばかりではなく、人の為に少し働いて欲しいものですね。一部の頑張っている人だけに任せるのではなく。

保険で全てが賄える訳ではありませんし、保険に入っていれば少しは金銭的に助かった部分もあるかもしれません。しかし、上の数字を見て頂ければ分かると思いますが保険料を払う余裕さえ無い家庭も多くあります。少しでも不幸な現実が起こらないように支援して頂きたいものですね。

(あしなが育英会とは)
病気や災害、自殺で保護者を亡くした学生を支援する民間の非営利団体で、高校生には月額2万5000〜3万円、大学生には4万〜5万円の奨学金を無利子で融資し20年以内に返還してもらっています。これまで約2万4000人が奨学金を得て進学しました。
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