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【革新的であり続けること】
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こんにちは、東京港区の公認会計士 森 滋昭です。
今回の東日本大震災による原発事故で、東電に対する批判が数多くありました。
ふと読んでいた8月の日経BPで、りそな銀行の細谷 英二会長が、今の東電は官僚体質に陥っている。
東電が変わるためには、競争原理を導入することが必要と書いていました。
例えば、りそな銀行で、外から見えるように支店の窓のカーテンを外し、外から見えるようにしたそうです。
サービス業として、お客様目線で考えた結果ですが、社内ですごい批判にあったそうです。
また、会社内の年功序列を排するために、会社の人事データから出身行を外し、たすき掛け人事を止めたそうです。
お客様からまで「他行出身の支店長が来た」という不満があった、と書かれていました。
こうした社内や、お客様から不満は、一種、変わることへの、“抵抗勢力”ですね。
このような社内を改革には、細谷会長はJR時代を振り返り、若い世代が旗を振らなければならない、いわば、世代間闘争が必要だと言っていました。
いまでは昔のことかもしれませんが、JR、昔の国鉄は、お役所以上に官僚体質で有名でした。
しかし、国鉄がJRとして生き残ったのも、若手が情熱を持って改革をしたからです。
こうしてみると、会社が革新的であること、もっと平たく言えば、会社が「挑戦し続ける」ためには、やはり顧客満足などといった理念だけではなく、若い世代のエネルギーが必要ですね。
これは、東電、JR、りそな銀行といった大企業だけの話ではありません。
今の日本という国でもそうですし、中小企業でも同じではないでしょうか。
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