大澤 眞知子(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)- コラム「(Jul.30)カナダの学校は9月からどうなる?」 - 専門家プロファイル

大澤 眞知子
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(Jul.30)カナダの学校は9月からどうなる?

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留学 大学・高校正規留学 2020-07-31 06:38

のんびりしているカナダの教育関係者もさすがに9月からの方針を、かなり曖昧ですが、語り始めました。

肝心の生徒やその親達はCovid-19中でも「夏〜〜〜!」と、妙に人手の多いカナダなのですが。

 

どうしてもカナダを諦め切れず、14日間の自己隔離を我慢してでも、9月から戻ってくる予定の高校留学生の方がいれば、ぜひ注目していただきたい情報です。

一部エージェントが出している「9月から学校始まりますので戻って来て下さい!」とかの「バラ色」だけの内容ではないようですよ。

 

1. BC州

 

Grade12までの生徒は9月からフルタイムで学校に戻す方針。

とBC教育相のFlemingが会見で発表しましたが、「フルタイム!」宣言の後にはたくさんの条件が並びます。

 

生徒たちは“Learning Groups”という細かいグループに分けられ、そのグループ内で学校生活を送るそうです。

そうすることで、生徒間の接触を避けるためだとか。

 

もともと、カナダの高校では生徒があふれかえる様子を目にしていました。

そんな場所で、グループごとの行動範囲で一体どう教育が機能するかについての詳細はよく見えません。

おそらく毎日の登校とはならないと思えますね。

物理的に不可能ですから。

 

校内の安全体制を確実にするために、州は$45.6 millionの予算を投入します。

 

さて。

ここからが、ぼそぼそと付け足しの条件です。

 

「今後一ヶ月でCovid-19がどんな方向に向かうかは誰もわからないので、他にも多くのシナリオを考えています。 感染者が増えれば学校再開計画は見直しとなります。」

 

(この問題の感染者数は最近ぐっと増えてきているのが現状です。ビーチや公園での人手を見る限り、増えるな〜と危惧せざるを得ないです。)

 

じゃ、なぜ州政府がそこまで焦るかというと。

“There is no replacement for in-class learning.”

 

「教室での対面授業に代わる教育はない」と、この数ヶ月のオンライン授業取り組みへの大失敗からの崖っぷち方針です。

 

「学校休校による教育不全の影響は、生徒たちには一生つきまとう傷となります。 不安症や精神疾患も増え、家族への多大な負担も限界です。」

 

と、以前から取りざたされていたオンラインと対面授業とのHybrid形式への限界を吐露しました。

高校留学生のみなさんも、まさかあんないい加減なオンラインでの内容が、これからの大きな未来には何の役にも立たないことは十分体験したと思います。

 

つまり。

学校再開は、希望の持てるプランではなく、他に選択肢がないからという非常に危ないプランです。

 

もっと危ない要因は、教師の労働組合が反対していること。

「もっと時間と準備が必要」と要求しています。

あらら。

 

「再開ありきと焦ってもうまく行くはずがない。 グループ分けをしても何をしても9月は時期尚早。」

教師組合が反対すれば見事に政府のプランが崩れるカナダですから、さて?

 

また。

いかに政府が焦って先走っているかを表す数字が。

BCの親の40%のみが、再開すれば子供を学校に戻すと考えているそうです。

残り60%は反対か、決めかねているということです。

 

教師も反対、カナダの親も反対が多い中、留学生にはますます厳しい環境になりますね。

 

 

2. オンタリオ州

 

小学校のみ9月から再開、高校はオンラインとのHybrid。

BCより現実的です。

 

学校環境を安全に保つための予算は$309 million。

BC州の約17倍もを投入しますが、高校再開はありません。

おや。

やはり、BCは何かが怪しいかも。

 

小学校だけの再開プランですが、またしても、教師組合が大反対しています。

 

「何も相談されてないぞ!」と。

BCと同様、生徒をグループ分けするとの州政府方針については、「1グループにたった1人の教師だと? バカバカしいにもほどがある!」とカンカンです。

あらら。

 

生徒の家庭環境についても、州政府の見方の甘さをついています。

「全部の親たちがルールを守ると思い込んでいる。 例えば、朝起きて、子供に熱があるとしよう。 親は仕事がある。 その子は鼻水を流しながら登校してくる可能性が高い。」と。

 

オンタリオも学校再開への道は険しいようです。

 

3.(おまけ)アメリカ

 

ご承知のように、言語を絶するトランプのせいで、学校再開そのものが政治に利用されている中先が見えません。

 

ただひとつ言えることは、真剣な教育関係者たちは「オンライン教育の恐ろしい失敗」を指摘し、国の将来を担う子どもたちの教育停滞が今後長期に及ぶことに心を痛めています。

 

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日本も感染者の増加が著しいようですが、「学校」をどうするかについては何も聞こえて来ませんね。

生徒をこれ以上遊ばせてどうする?!という旧態依然たるじいさん教育関係者の偏見でしょうか。

 

そんな傍ら、夏休みもなく、暑苦しい制服を来て学校に通い続ける日本の生徒の精神的ストレスを心配しています。

子どもたちの脳もCovidでクタクタのはず。

夏はぼんやり、何もしない時間がたっぷり必要。

そうすればひとりでに脳は秋からの勉強に集中していくはずですけどね。

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