大澤 眞知子(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)- コラム「コロナ後に予想される驚愕の教育格差-底辺にいたいですか?」 - 専門家プロファイル

大澤 眞知子
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コロナ後に予想される驚愕の教育格差-底辺にいたいですか?

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留学 大学・高校正規留学 2020-04-30 09:57

休校が長引くにつれ、学校から出される課題・オンライン授業のほころびを感じている頃だと思います。

日本の生徒も、高校留学中断に追い込まれた帰国中の留学生も。


But, it’s OK. それが当たり前の心理状態。

あなただけでなく、みんな大きな不安に晒されています。

コロナウイルスに蹂躙されている世界中の子供たちが、「教育を受けられない」不安の真っ只中にいます。


カナダBC州の教育省も、悲観的です。

“No plan to reopen B.C. schools yet, says education minister”


コロナ終息後、ワクチンが開発され、実際の教室での対面授業がやっと再開されるころには、「本来達しているはずの学力」からは遠く及ばないまま停まったままだそうです。


カナダでも、アメリカでも、日本でも同じ。

オンライン指導の訓練も経験も乏しい教師がやっている「オンライン授業」なるもの。


特別な個人サポート、親が教師代わりのサポートなどのない生徒たちがどんどん遅れていく現状です。


オンライン授業の実情がNew York Timesに掲載されています。


例えば、25名生徒がいるクラスのオンライン授業で積極的に勉強している生徒はなんと6名程度です。

その6名は、親が側で教師代わり。

親が学校や教師と頻繁に話し合いながら進めている生徒だそうです。


そうでない生徒たちは、宿題どころか、参加も怪しいという驚愕の事実が書かれています。


なるほど。

だからオンラインの課題の質が低いし、とにかく何か書いて出せば「頑張ったね!」の花マルがつくわけですね。

「幼稚園の評価?」と思えてしまいますが、幼稚園児並みに「なだめ、褒め、とにかく全員に何かさせておく」

これがオンライン授業の実情でしょうね。



昨日公開したPodcast「「明日がなくなった高校留学生」へ「明日を飛び越して明日の先に進むしかない!」でもお話しているように、


こんなことが長く続くはずがない」「カナダ高校からのオンライン授業さえ真面目にやっていればきっと前と同じような留学が始まる」と無理やり思い込み、現実を否定するのではなく、こんなオンライン授業に頼っていては「明日なんか絶対やって来ない」と、現実を見ることが絶対必要


日本の学校からのオンラインにも、「みんな同じだから、自分だけが心配しても仕方がない」と楽観していると、コロナ後教育ショックの中に投げ込まれます。

さぁ、ここは大きな転換点。


コロナ後の教育格差の底辺にいるか、頭ひとつ抜け出すために自分の学力を守る勉強を始めるか、現実に背を向け続けるか。


Up to You.

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