大澤 眞知子(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)- コラム「高校留学生の悲痛な声が聞こえますか?留学生の親のみなさん」 - 専門家プロファイル

大澤 眞知子
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高校留学生の悲痛な声が聞こえますか?留学生の親のみなさん

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留学 大学・高校正規留学 2020-02-01 05:29

下記の悩みが留学相談サイトに掲載されていました。

胸を詰まらせながら読みました。

 

この方は親と一緒にアメリカに滞在し学校に通っています。

他人の顔色を見ながら暮らすホームステイではないだけ幸運だと思いますが、この悲痛な叫びはこの方だけの特殊なものではなく、英語圏留学中の日本人高校生の大多数が味わっている苦い毎日を実に鮮明に現しています。

 

「何一つ青春っぽいこともできず、陰キャのまま4年半が消えました。」が、高校留学生の声です。

 ・・・・・・・・・ 

単刀直入に言うともう死にたいです。

 

私は米国の高校四年生(18)です。親の仕事の都合で中3の頃から現地校に通っています。

いろいろあって、成績も人間関係も滅茶苦茶です。

 

現地校に来た頃は英語が全く分からず、常に日本へ帰りたい一心でした。

現地校では毎日バカにされていました。

現地の高校に進学しましたが馴染むことができませんでした。

 

英語は日常生活で使えるまでに二年半かかりました。

今でもネイティブとはいえないレベルの英語力です。

 

4年間でできた友達は10 人程度です。昼も二年の頃に仲の良い友達がいたとき以外はぼっちでした。

クラブにも参加していましたが、馴染めずに4年間を通して帰宅部でした。

 

「日本の高校に行っていれば....」と何度も思いました。

自分は行きたくて海外の学校に行っているわけではないのに。

人生は自分の思うようにいかないのは分かっています。

 

ただ私の両親は異常なほどアメリカかぶれです。どういうわけだかアメリカに対する憧れが強いです。

 

ある日「今日学校どうだった?」と聞かれて「カンニングが横行していてクソ」と言ったことがありました。

それに対して「例えカンニングが横行していたとしても日本の高校では経験はできない授業がある。

アメリカの高校に通っているだけでも貴重な経験だ」と私からしたらなぜそこまでアメリカに拘るのか意味不明です。

 

どうにかして親元を離れたい、日本に帰りたい、自分をバカにしてきたやつを見返したい、理系に進みたい、との理由で去年から日本の大学受験の勉強を始めました。

 

誰とも話すことなく、1人で勉強しているうちに分かるものも分からなくなって、「自分はダメな奴なんだ。生きている価値はない。死にたい。」と親に告げたところ、泣き出しました。「一生懸命育ててきたのにたかが受験ごときで死ぬな」と。

 

私にはその理由が分かりません。もう自分の人生に嫌気がさしているのです。

何一つ青春っぽいこともできず、陰キャのまま4年半が消えました。

 

もう死にたいです。

・・・・・・・・・・ 

 

高校留学生を持つ親のみなさん。

 

大事な子供さんの貴重な10代後半をここまで潰す可能性の高い高校留学を、なぜ望むのですか?

 

「高校留学させたい!」「高校留学で頑張りなさい!」と、一体何を根拠にまだまだ幼い高校生を親元から放り出し、このような環境に入れてしまうのですか?

 

カナダから30年間、高校留学生の悲痛な声を日本に向けて発信していますが、相談を受けるたびに心が締め付けられます。

10代の子供にとり、ひとりぼっちはこの上なく辛いですよ。

 

異文化で、異言語で、他人と暮らし、友達もなく「日本の高校にさえ行っていれば。。。」と考える日々が想像出来ますか?

 

異文化に暮らす子供は、全く違う環境の中で脳が緊張し静まることのない日々を送っています。

そこに日本に親から毎日のように届くSNSメッセージ。

 

上の親のように、こんな間違った励まし方をしていませんか?

 

「例えカンニングが横行していたとしても日本の高校では経験はできない授業がある。

アメリカの高校に通っているだけでも貴重な経験だ」

 

逆境の中でもがく子供に取っては、励ましどころか親との乖離を無残に感じることばだと思います。

留学中の子供も、親へのメッセージには良いことしか書かないでしょうね。

日々の辛いことなど、書いて反芻することなどまっぴらでしょうから。

 

崩壊状態の高校留学の中に子供さんを送り出してしまった親に出来ることは、子供を黙って見守ること。

側面からのヘルプとして通う学校、ホストとの適切なコミュニケーションを怠りなく。

少しでも異常を感じたら「帰っておいで」の声が必要。

 

悲痛な毎日を送る高校留学生には親からのピントのずれた激励は必要ないと思います。

必要なのは、親の理解です。

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