大澤 眞知子(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)- コラム「人生で成功するための4つの秘訣-日本の若者へ」 - 専門家プロファイル

大澤 眞知子
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人生で成功するための4つの秘訣-日本の若者へ

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迷子になった日本の教育 2019-12-13 09:08

“The Four Secrets of Success”

New York Timesの Nicholas Kristof が書いたコラムより

 

「若いひとたちからアドバイスを求められた時にいつも答えること」だそうです。

私も同じような機会が多く、常々「幸せな人生の4つ秘訣」を心理学から引用して答えています。

 

Nicholas Kristofの「4つの秘訣」も、心理学の「幸せな人生の4つの秘訣」と同様な確信をついていると大拍手を送りたいと思い引用してコラムにしました。

 

1.Take a class in economics and in statistics.

 

経済学と統計学を勉強すること。

 

「教育」は単にバケツをいっぱいにすることではないです。

「教育」とは大工さんたちが腰につけているようなツールベルトを手に入れることです。

人生へのツールとして、経済学と統計学は素晴らしい威力を発揮し、これからの人生で起こる問題を厳格に分析し解決するスキルとなります。

 

Kristofの言う経済学・統計学は正に数字を理解し、ストーリーにするという過程を現しています。

私自身も日本の「バケツを満たすだけ」の教育下で育ち、数学とはやたら難解な公式を覚えることと、数字への嫌悪感を持った経験があります。

 

その私が、カナダの大学でStatisticsに出会い、考え方がひっくり返る驚きを感じました。

なんだ! 数字は、ストーリーなんだと。

数字は言葉を語るんだと。

その数字が現実社会の問題解決への大いなるツールとなることを初めて知りました。

 

そして、Economics。

特に”Cost benefit analysis” “Opportunity cost”を問題解決ツールとして使えるスキルは、いかに人生を楽しく、有意義なものにするのかも学びました。

 

Japanese youth, study economics and statistics in English!!

 

 

 2.Connect to a cause larger than yourself.

 

今の自分が手が届かないかも知れないほど大きな目標、方針を持つこと。

 

若者に贈る人生へのアドバイスで最悪なもの:人生の最初の1/3は勉強・勉強・勉強、次の1/3はお金を貯める、そして最後の1/3で社会に貢献する。

 

こんなことやってたら、貴重な人生の2/3を無駄にしてしまいます。

人生の2/3が意味のない、満たされない時間になってしまいます。

もし50歳で死んでしまったら?

何も出来なかった人生になりますよ。

 

若いうちに大きな目的と方針を持ち、自分より恵まれない人たちとつながること。

社会への見識が変わりますよ。

 

日本の高校教師がよく言うそうです。

「高校までは遊びたくても我慢して勉強だけしていなさい。 大学では遊べるから。」

教え子たちからよく聞きました。

なんと、アホなアドバイスだと腹がたちました。

 

日本の大学生たちは「就活」という日本特有の儀式を経て仕事に就いて行きます。

何の目的を持ち、どんな方針を持ち、それからの人生を送るのでしょうね。

日本の若者の人生は、「そこで終了」のような気がするのはなぜでしょうか。

 

Japanese youth, 学校と塾と部活だけの毎日から飛び出し、社会に貢献する練習をすること。

 

 

3.Make out.

 

人とつながりなさい、特に生涯のパートナーと。

 

人生の最も重要な決断とは、どの大学に行くかでも、何を専攻するかでも、どこに就職するかでもありません。

誰と結婚するか、誰と人生を共にするかの決断です。

 

ドンピシャのパートナーと巡り会えば、大切な精神的なな支えになり、辛い時にも助け癒やしてくれます。

仕事で成功するのも、素晴らしいパートナーは絶対欠かせません。

 

良い相手を見つけ、良い関係を作り、それを保つには練習も必要。

パートナー候補を見つけたら、練習してみること。

たくさんの出会いが必要。

 

Japanese youth, パートナー候補をみつけたら、自分を大切にするのと同じように相手を大切にすること。

 

4.Escape your comfort zone.

 

慣れ親しんだ快適環境から逃げ出すこと。

 

世界はどんどんglobalizeされています。 加速度がついて。

毎日毎日知っている顔だけを見て、異なる文化や人に交わることのない生活を送っているなら、「自分への教育」は完全な失敗だと思って下さい。

 

ひとつ簡単な質問です。

「2ヶ国語を話す人はbilingual、3ヶ国語を話す人はtrilingual、では、母国語以外は話せない人を何と呼びますか?」

 

答えは:

「アメリカ人」

 

学校を休学し外国に行きなさい。

スペイン語を教室で学ぶなんて馬鹿げていると思いませんか?

メキシコに行けば、ボリビアやペルーに行けば、もっともっとスペイン語を吸収出来るはず。

 

でも、母国から(Kristofはアメリカのことを指しています)たくさんの学生が群れて押しかけるオーストラリア、イギリス、イタリアもそう、そんな所には行かないこと。

コロンビアに行きなさい、セネガルやオマーン、インドやガーナにも。

 

留学は高額な費用がかかるので、外国での仕事やボランティアを探すこと。

ここが鍵です。

 

日本の高校生・大学生は快適環境からなかなか出られませんね。

外の世界に恐怖感でも持っているように。

ですから、大学や高校が用意するままごとのような「短期研修」が人気なのでしょう。

 

特に日本は単一言語、単一文化の典型的な国です。

若いうちに、外の世界で自分だけの体験を(集団では駄目ですよ)を積むことは、将来の日本への大きな力ともなるはずなのに。

 

ここカナダでも日本人留学生が群れています。

群れすぎてその中で陰湿なイジメも横行するという恥ずかしい現状です。

 

しかし、残念なことに英語圏での体験は日本の若者に非常に重要。

ただ、どこに行っても甘い日本人だらけ。

 

その中で首ひとつ抜け出すには、高い学力と独立心と冒険を怖がらない勇気が必要。

そんな日本の若者を支援して30年になります。

 

最後にひとつ簡単な質問です:

「2ヶ国語を話す人はbilingual、3ヶ国語を話す人はtrilingual、では、母国語以外は話せない人、多文化を知らない人を何と呼びますか?」

 

答えは:

「日本人」

 

カナダにいらっしゃい! 優秀な日本の若者たち!

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