大澤 眞知子(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)- コラム「中国を向き過ぎていたカナダの大学もパニック - 研究資金と留学生が消える!」 - 専門家プロファイル

大澤 眞知子
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中国を向き過ぎていたカナダの大学もパニック - 研究資金と留学生が消える!

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留学 大学・高校正規留学 2019-02-08 06:35

中国留学生への熱烈なラブコールで成り立っていた、きな臭い「カナダ高校留学」プログラムが、カナダ・中国関係爆発寸前の今、消滅の危機に瀕していることはコラムにも書きました。

高校留学だけでなく、カナダの大学も、更に悲観的な先行きに大パニックになっているようです。


CBCが、アルバータ大学の瀕死のリサーチ資金危機について書いています。

"Diplomatic tensions raise questions about future of Chinese funding at Alberta Universities" 

「多大なリサーチ資金と、大量の留学生からの授業料で中国に頼り切って来たアルバータ大学が、現在の中加関係最悪の中、将来への大きな不安に揺れている。

アルバータ大学と、中国との金銭的むすびつきは何十年も続いており、中国からの影響は深く広範囲に及ぶものになっている。

特に、ファーウェイ幹部をカナダ政府が拘束し、中国を激怒させた事件以来、アルバータ大学は戦々恐々の状態。

ファーウェイは2018年だけで$4.2百万ドルのリサーチ資金をアルバータ大学に提供しており、新しい共同研究開発センターへの資金供与取り決めにもサインを交わした後の、カナダ・中国関係の悪化である。

ファーウェイとアルバータ大学との協力は、software systems, data management, computer vision information and communications technology, and artificial intelligence分野と、世界の先端を行く多岐の分野に渡るだけに、大学の衝撃は大きい。

アルバータ大学副学長によると、問題は資金の消滅だけでは済まないと。

大学は中国企業、団体170とリサーチ、学生、学部、奨学金、研究施設などについて相互に共有する取り決めをしており、カナダ・中国国交が決裂した場合の成り行きを心配している。

いち早くアルバータ州の大学に目をつけた中国が数十年をかけ、作り上げ、アルバータ大学を囲い込んで来た影響が消えることの影響は計り知れない。

リサーチへの資金援助のみならず、何百万ドルにも及ぶ中国留学生からの収入は、アルバータ経済に多大な損失となる。

世界からの留学生の中で中国人留学生の占める割合は45%にも及ぶだけに、経済への損失は計り知れない。

アルバータ州の大学・カレッジに在籍する6,700名の中国人留学生の落とすお金は、授業料、生活費、書籍などを含むと$235百万ドルにも上るアルバータ経済には必須の収入となっている。

現在、アルバータ大学の中国人学生は、中国本国が留学生を呼び戻すことになるのではないかと心配している。」


カナダとサウジアラビアとの関係悪化により、サウジアラビアが留学生を本国に呼び戻したのはほんの昨年のこと。

トランプアメリカが崩れ行く中、世界の自由主義をリードするカナダと、人権抑圧を続ける国々との間で軋轢が生じているのは非常に残念なことです。

中国もサウジアラビアも人権問題で、カナダ政府と真っ向から対決している状況です。


しかし、日本人留学生の支援をしている日本人としての私には、大歓迎のニュースでもあります。

自由主義のカナダ、すべての民族を平等に扱うはずのカナダの最近の中国詣では目にあまるものがありました。


高校留学でもどの高校に行っても中国人で溢れかえり、大学の学生人口も中国人割合がどんどん高くなっています。

留学担当者の「日本人留学生? (中国じゃなくて、日本人? ま、入れてあげるけどね。)」という明らかな中国向きの態度も、「なんじゃこれ?」と思うほどです。


「日本のように経済も安定し、民主主義で、約束も守る国から、質の良い生徒をもっと入れたい」というカナダの留学関係者は少ないです。

どどっと数を送ってくる中国を向いていた方が金になる!ですかね。

お金に目がくらんだツケですね。


「えぇ〜!留学プログラムってそんなに儲かるのぉ〜?」とかなり出遅れた様子の、オンタリオ州Upper Canada 学区高校留学プログラムが、1月、中国からエージェントを招き、土下座でもするかのようなもてなしで「うちの学区はすばらしいです!ぜひたくさんの中国人留学生を送って下さい!」ともてなしていた様子もニュースになっていました。

さびしい性根の学区ですね。

もちろん、日本人のみなさんは、こんな学区には行かないようにね。

日本人留学生はおまけみたいにしか思ってないかもです。

Upper Canada District です。


現在分析中の「カナダの高校留学受入学区調査」でも質問への回答は戻って来なかった学区です。

プログラム責任者は休暇中とかで、自動返信メールが来ただけです。

中国からの問い合わせなら、どう扱われたでしょうね。

土下座してくれたんかな?

CBCニュースによると、プログラムの責任者ではなく、他の人が対応してるようです。

このあたりも、公務員仕事やなぁと、呆れるところです。


国際関係も経済関係も公務員レベルでしか理解しないまま、「金〜〜!」と参入した中国との関係。

はてさて、どんな展開をみせるとことやら。

私個人としては、カナダを乗っ取る勢いの中国人留学生の数が減ることを望んでいます。

カナダが中国になりかかっている気がしていましたからね。


アルバータ大学に興味を持ってエドモントンに来たのですが、期待はずれの「中国大好き大学」だったのかと残念です。



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