大澤 眞知子(カナダ留学・クリティカルシンキング専門家)- コラム「“Always” の使い方 [トランプ家の英語用法から]」 - 専門家プロファイル

大澤 眞知子
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“Always” の使い方 [トランプ家の英語用法から]

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クリティカルシンキング 2017-07-13 07:35

英語の”always” もちろん意味は「いつも」です。

日本語で「あ~いつも猫の散歩をするんですよ。」は結構ゆるい意味で「大体いつもの習慣」的な意味を持っていると思います。

 

ところが、英語の”always” はそのまま「いつも」です。

例外があってはいけない「絶対いつも」です。

“I always walk my cat.” は、正に”always” です。

もし、猫の散歩が出来ない日があるんだったら”almost always” に格下げする必要があります。

 

お馬鹿のトランプJr. がお馬鹿のせいで窮地に立っています。

「クリントンの機密を漏らすよ~」にまんまと引っかかり “I love it!” と言ったお馬鹿さん。

(”I love it!” の怖さについてはまた次回に解説します。)

 

それを上回り、クラクラする程もっとお馬鹿のもうひとりの息子エリック・トランプが、腹違いの兄ちゃん擁護のこんな”always” ツイートをしました。

 

This is the EXACT reason they viciously attack my family!  They can’t stand that we are extremely close and will ALWAYS support each other.

「僕の家族を妬んでるな?! ボクんちの家族は超仲良しでこれからも『いつも』助け合うんだぞぉ。」

 

日本語にすると「いつも」は単なる強調で、なんてことないお馬鹿の文句になるのでしょうか。

ところが、英語になると “always” を使った瞬間、しゃべった言葉への信用がなくなります。

一度でも”support each other” ではない事実が出た瞬間、”always”ではないと攻撃されます。

嘘レベルのコメントになります。

 

科学的・論理的に考えると、人間行動を100% 絶対こうなる、100%いつもこうなると断定することは不可能です。

その人間行動について”always” “never” を不用意に使う人物は、まず本気に扱われないのが英語の世界です。

クリティカル・シンキングの世界です。

 

さすが、トランプ家の息子の英語レベルと、苦笑いしました。

小学生レベルの薄っぺらい負け惜しみで、周りの嘲笑を買う”always” です。

 

“Always” がいかに低レベルで、憐れで、人格を下げてしまうか、もうひとつの実例です。

 

なぜか「自分は特別」と勘違いしていた男子留学生。

カナダで白人の彼女に我を忘れ、周りから総スカンを食い、結局その彼女から捨てられた。。。

あ~~可愛そうですが、その後の行動が周りを完全に遠ざけてしまいました。

こんなことをfacebook に書いたからです。

 

“To all my fellow friends,

It hurts the most when someone you trust and respect backstabs you… But, it is not the end of the world.

There is always, always, and always someone who would support you from their deepest part of their heart.

「僕の仲間へ、

信頼していた人に後ろから刺された。痛い。。。でもこの世の終わりじゃないから。

always, always and always” 心から支えてくれる誰かがいる。」

 

すごい!

3回使っています。

その段階で、残っていた仲間もさっと引いてしまいました。

 

たかが振られたくらいで「後ろから刺された」と書くこともかなり問題ですが、3回連ねた負け惜しみの “always” はとどめだったようです。

3ヶ月後転校して行きました。

 

Yo quiero estar siempre contigo.

私の好きなスペイン語のフレーズです。

I always want to be with you.

 

恋人同士。

許せますね~。

 

でも。

3年後もそうかな?

10年後?

 

Always” の使い方には気をつけて!


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