大澤 眞知子
オオサワ マチコグループ
英語でエッセイを書く方法
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私大澤眞知子のカナダ人パートナーRobert McMillanが指導するエッセイクラスからのコラムです。
彼は、日本の子供・大人に英語エッセイの書き方を教えて25年になります。
基本の基本から、カナダの大学・大学院で通用するアカデミックレベルのエッセイまで。
個人の上達に合わせた30以上のレベルを階段のように上がって行くシステムを使います。
このエッセイクラスで育った生徒たちのエッセイ能力は、カナダの大学関係者から「日本から来てどうしてそんなにエッセイが書けるの?」と称賛されています。
このコラムでは、小学3年生からクリティカルシンキングを使った英語の基本を教え、エッセイクラスを取り始めて5か月目の中学2年生が書いたエッセイをご紹介。
それを参考に、「英語でエッセイを書く方法」を順に示していきます。
1. エッセイのテーマを決めます。
(この生徒は5か月めで、レベル5のエッセイテーマに取り組みました。)
テーマ: Why I can’t ……
そして自分で考えたのは: Why I can’t sneeze well.
Ha ha ha, すでにここで「読んでみたいな~」と思わせるエッセイが書けそうです。
*自分で考える訓練をしてない子供は、自分のテーマを考える段階でも非常に時間がかかるか、退屈が飛んできそうなテーマしか考えつきません。
2. プランを立てます。
これが非常に大切です。
プランなしに書いたエッセイは、トピックがそれていったり、まとまりのない文章の羅列になることがほとんどです。
トピックセンテンス(この場合はWhy I can’t sneeze well.)を裏付けする理由を3つ。
その理由を強力に意味のあるものにする具体例をプランします。
Why I can’t sneeze well.
1) My nose holes are too small
- like seeds
- can’t pick my nose
2) My sneezing is noisy.
- noisier than a big cleaner
- people get a headache
3) I forget how to sneeze.
- pinch my nose
- I cough too
3. さあ、やっとエッセイを書きます。
最初の文章でいかに読み手の興味を惹くかも、工夫のしどころです。
このレベルでは3つの理由のあるエッセイの簡単な形式を使います。
First, …….. Second,…….. Last, …… など、各理由のつなぎ目に必要な言葉を使う練習です。
毎回同じものではなく、どんどん違う表現にも挑戦します。
結論にもトピックを入れることが大切ですが、ただ単に繰り返すのではなく、まとめとしてやはり読み手の興味を惹くように書きます。
日本の中学2年生のエッセイをどうぞ。
日本で生まれ育ち、日本人の両親を持ち、日本語で育ち、英語教育は小学3年生から私とロバートが一生懸命教えた生徒です。
こんな飛び切りの能力が育っています。
People around the world can sneeze well. Even a baby can, but I can’t.
First, my nose holes are too small. They are like seeds. My finger can’t go in them, so I can’t pick my nose, either. If I sneeze, my nose will be stuffed up, and I won’t be able to breathe.
In addition, my sneezing is very noisy. It is noisier than a big vacuum cleaner, and it is the nosiest sneeze in the world. If I sneeze near people, people will get a headache. If I sneeze quietly, I won’t feel refreshed.
Most importantly, I forget how to sneeze. I’m very smart, but I can’t remember how to sneeze well. For example, I pinch my nose when I sneeze. I get a pain in my chest, and I cough so loudly. When people see me, they think I am so silly.
I want to become very cool, but I don’t like sneezing now.
©superworldclub
Brilliant!!
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カナダの小・中・高校の教育課程を基にした指導をしています。
クリティカルシンキングの基本が出来た生徒は「カナダの小さな町での留学・ボランティア」
Super World Club (大澤眞知子、Robert McMillan)
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