堀江 健一(恋愛恐怖症・心の問題カウンセラー)- コラム「チア☆ダン7 好きでやりたいんなら、You!やっちゃいなよ?」 - 専門家プロファイル

堀江 健一
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堀江 健一

ホリエ ケンイチ
( 東京都 / 恋愛恐怖症・心の問題カウンセラー )
カウンセリングルーム エンパシィ 代表責任者
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チア☆ダン7 好きでやりたいんなら、You!やっちゃいなよ?

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恋愛心理 恋愛感情とは? 2019-10-21 19:04

「~したい」のか「~すべき」と考えているのか、その区別が大切


●何をするにも競争になってしまう風潮

些細な事でも「好きな事・やりたいと思う事を見つけて、やりたいことをやる」
そうした姿勢が、葛藤や悩みを軽減し、屈託なく人生を主体的に生きる事につながり、
恋愛に於いても活かされて来る、と言うテーマで、ドラマ「チア☆ダン」を題材にブログを連載しています。

「チア☆ダン5」からは、
やりたい事を出来きた人は自己実現出来た勝ち組で、
出来ない人は負け組みたいな優劣を付ける事にもなりかねないのではないかとの批判があったり、

自分のやりたい事をやったら他人にしわ寄せが及んで、迷惑をかけてしまったり、
人のやりたい事の邪魔をしてしまう事になったりする可能性もあるので、

自分がやりたいことをするのは「わがまま」のように感じて、抵抗がある方もおられると言うような反対意見も考えて書いています。


前回は「お受験」を例に
やりたい事をする為にはまず高学歴を取得する必要があり、
そのためにも受験戦争に勝ち進む事が世間の「常識」のようになっており、
子供の頃から色んな「競争」に勝つ自体が、「自分のやりたいと思う事」&「そのためにやるべき事」の
セットになってしまっている人も多いのではないだろうかと考えてみました。

現実社会では、確かにそう言う風潮は1970年代から加熱し、学歴社会はヒートアップし続けているように感じます。
経済的格差が拡がり、貧富の差が大きいのですから、
子供の幸せを願う親は、ますます子供に高学歴を持たせたいと願う気持ちも当然のように思えます。

そして恋愛・結婚市場でも、
いかに高学歴で高収入な男性を射止めるかの競争が現実にもあるわけです。
女性を選びたい放題に選べる男になりたい男性。
そんな男に選ばれる女になりたい女性。
「選ぶ・選ばれる」の競争社会です。

素適な人と付き合いたい そんな素適な人に選ばれたい
と言う「~したい」気持ちと
 
幸せを掴むには、素適な人の条件を備えた人に選ばれるべき
素適な人に選ばれる為には自分を磨くべき 
と言う「~べき」との考えとのセットだったりします。

そのためには人より抜きんでて選ばれるための競争に「勝つべき(勝たなければいけない)」
みたいな競争意識が生じてしまうでしょう。

 

●競争意識が招く弊害

私のブログの趣旨は別に学歴社会の批判ではありません。
競争に勝ちたいと思う人を批判するわけでももちろんありません。
あくまで「自分のやりたい事を見つけてやってみる」ことの重要性です。

ただ、そこで競争意識が問題になるのは

☆競争に勝つ事が重要であると目指し過ぎて、やりたい事をする為の手段であったはずの「競争」が、
競争に勝つこと自体が主目標になり、肝心の「やりたい事」がどこかへ行ってしまってわからなくなってしまったり、☆競争に勝つために自分のやりたい事を犠牲にしてしまうと言う本末転倒の状況が生まれてしまったり、☆別に競争でも無い事に関してまで競争みたいに感じ、人と比べて人より優秀である事を目指してしまったり、☆競争に勝てないとか、あまり勝ちたいと言う欲求を持てない人が、あたかも負け組の様に劣っているように人から思われてしまったり、☆自分でも「私はどうせ負け組、ダメな人」と自己否定的に捉えてしまうことです。


競争や勝敗の結果に目先が奪われてしまうと、当然ですが勝たなくてはならない心情になってしまいます。
負けたら意義が無い、勝たなくては価値が無い的な結果至上主義的な心理状態です。
受験などは仕方ないとも思います。
当然スポーツやゲーム、コンクール的要素があるものも競争になっても仕方無いと思いますし、参加する人も競争だとわかっていて参加するのでしょうから、納得も行くでしょう。
 

しかし今や何にでもランキングが付くような優劣を競う風潮が根底に生じてしまっている気がしています。



本来「好きな事をする」のは、その好きな事をやる事が、ただ好きだからやるもののはずなのに、

そこに競争的優劣が付くだけで「上の方を目指すべき」「結果を出すべき」と言う、本来の好きな事をすると言う感覚とは別の目標が出来てしまう事になります。


シンプルな「~したい」と言う欲求と、
本来「~したい」とは別物であるはずの「結果を出すべき」みたいな縛り


そんな縛りが発生してしまう事が一番問題が大きい様に思います。
なんでも競争みたいになってしまって
結果を出せなければ、好きな事をやっていても楽しめない心情になったり、
一体自分が何のためにやっているのかわからなくなってしまったりはしないでしょうか?

 

●努力した結果を出そうとすることが競争意識になってしまう図式

絵を描くのが好きだから、「描きたい」
けれども人が観て素適な絵、上手な絵が描けないと恥ずかしい。
自分にそんな才能があると思えない。
だから描くのはやめておこう。
みたいな気持の流れです。


「結果を出すべき」=「上手な絵を描けるようになるべき」が、「~したい」と言うシンプルな想いを妨げてしまうのです。


才能がある人は、実際にコンクールと言う競争で勝って、賞をもらえたりします。
やった事の結果が、優劣として出るわけです。
何かをするなら、それが人に認められたら、それは嬉しいとも感じるものです。
努力をした甲斐もあったと思えるでしょう。頑張った報酬みたいな事でもあります。

それはそれで良いのですが、


では才能がない人は、絵を描くのが好きでも、描いてはいけないのでしょうか?
好きな事をするって、努力が報われるってことなのでしょうか?
そんなことはないですよね?

でも現実には絵を描くのが好きで趣味で描いていると言う人がいたとして、
その人の絵を見た時に「下手くそだなぁ」と感じたとしたら、

思わず、


絵を描くのが好きだと言っているにも関わらず、こんな下手な絵しか描けないなんて恥ずかしくないのかしら?
 

とか、


才能ないのに絵を描くなんて止めれば良いのになぁ
 

なんて思ってしまうのではないでしょうか?

その絵を魅力的と感じるのか下手くそだなぁと感じるかは、観る人の自由なので、どう感じても良いと思うのですが、
絵を描くのが好きだと言うその人の気持ちや行為までをも批判的に思ってしまったりはしませんでしょうか?





私も美術の先生を実際していたから思うのですが、
学校で子供に美術を教えるとなると

上手に描いたり作ったり出来るように指導する先生と
自由に好きなように描いて、描く事の楽しみ方を教えてくれる先生がいたように思います。

どちらもその先生の信念があるのでしょうから、良い悪いと批評するつもりはありませんが、
私は後者の先生で、子供の絵に成績として点数(優劣のある競争)を付けるのはいかがなものかなぁとずっと悩んでいました。


大体学校の授業自体、合理的に進学に関わる学問を効率的に吸収する事(効率的に競争に勝つ事)が優先されているので、

あまり進学に関係ない美術と言う授業自体が、重要視されていない風潮があるように感じ、

合理的に考えれば、効率的に「上手な絵を描くこと」が優先されがちなように思います。

学校のカイダン 1 学校の先生のカイダンにそうしたことも書いてみましたので、併せてお読みになってみて下さい。


だから私の場合は上手い下手では無く、その取り組む姿勢、情熱みたいなものを基準にして成績を付けるようにしていました。
上手に描けるようにではなく、こんな風な表現をするにはどうしたら良いだろうと悩んでいる時だけ、こうしてごらんと指導するように心がけていました。
しかし、上手に描けるように指導してくれる先生の指導も、それで実際に子供が上手に描けたらとても嬉しいでしょうから、
どっちが良いとも一概には言えるものではないですね。



このように、私たちの中には

「何かをする為には努力すべき」

「何かをやるなら、良い結果を出すべき」
みたいな「~べき」が、無意識的に染みついてしまっているのかも知れません。

 


●「~したい」と「~べき」の混同や葛藤

例えば流行りのユーチューバーとか、インスタグラマーと言った人も
元々はこんなことやっちゃったら、面白いんじゃない?と言う発想で楽しい事をやって、みんなに配信して喜びを共有するのが本筋だとは思うのですが、
広告収入が発生して、人気にランキングが付く事で、自分が楽しむ事より、視聴率が上がる様な企画を立てる事が目標になってしまうとしたら、それは仕事になってしまうことでしょう。
自分が楽しむ事より、

他者が見たら楽しいだろうか?

と、他者の視点(結果としての視聴率)が優先されてしまう事になるわけです。

プロのユーチューバーの方は、実際仕事でやっているのですから、仕方無いとは思いますが、

自分が楽しいと思える事をしたいのか?
やりたいことをするべきか?
他者の楽しみを優先したいのか?
他者の楽しみを優先するべきか?

と色々気持ちが混同され、ごっちゃになり、どうすべきなのかどうしたのかわからなくなり、
葛藤が生まれ、悩むことになります。
そのバランスを取るのは結構難しいもの様に思います。

あらゆる活動や仕事に関わってくると言えることかも知れません。

特に仕事に関しては「好きな事は仕事にしない方が良い」とも良く言われます。
好きな事でもそれが仕事になると、自分が楽しめれば良いわけには行かなくなるのが辛い所ですね。

 

●恋愛における「~したい」と「~べき」との混同

恋愛や婚活でも、本来の目的は「好きな人とお付き合いしたい」「好きになれそうな人と出会いたい」と言うシンプルな「~したい」
と言う欲求が一番の動機なもののように思われますが、


そこに
「恋人にするなら、こんな素適な条件を備えた人を恋人にするべき」

「結婚するなら将来安定した人と結婚するべき」と言う様な
「~べき」とセットになってしまうと、
そこには葛藤が生じることになります。


もちろん好きになった人が、たまたま素適な条件を備えた人であり、将来安定した人であれば幸いですが、
恋活や、婚活の場では、どうしても「選ぶ・選ばれる」ための競争相手もいたりする事になり、
好きな人とめぐり合うだけでも大変なのに、

競争に勝つ努力をする必要まであるとなると、

なんとも熾烈な(結果を出すための)競争に感じられてしまいます。

そしてここに

「もう良い歳なので結婚するべき」

と言う「~べき」まで加わると、更に一段高いプレッシャーとなってしまいます。


「結婚したい」と言う「~したい」より、「~べき」が上回ってしまう事で、焦りが増幅されてしまう事になります。

恋人を求めて苦労している方々の多くが、このプレッシャーや焦りでつぶれるほど苦しんでおられるようです。


「~べき」と言う考えは、言いかえると世間の常識的価値観とも言えるでしょう。

常識的に、合わせるべき義務的な強制力のあるコトバです。


ただ、実際には客観的に世間の常識ではなく、

本人が主観的に思い込んでいる常識であることも多かったりするものです。


特定のその地域だけの文化的な価値観であることもあるでしょう。


それは例えばある家庭内だけで通じる親の常識や価値観の事です。


「お前が好きになる人だったら、誰でも良いから、お付き合いなさい」と言う親もいれば、
「お付き合いするならエリートの人で無ければいけないよ」と教える親もいれば、
「良い男性に選んでもらう為には、お前もこう努力しなければいけないよ」と教える親もいば、
「素適な男性を射止めるには、こうしなければいけないよ」とアドバイスしてくれるマスコミやマニュアル的なセオリーなどもあったりするものです。


そうした数々の「~べき」にまみれ、本人の中にも無意識的な「~べき」が幾つも出来上がり、
無意識的に「~すべき」と思い込んで信念となってその人を縛ってしまってしまいます。
そんな「~べき」の中には、そんなに守らなければいけない様なものばかりでなく、
もっと柔軟に考えて「~したい」の方を優先しても良い様な事も多くあるのではないでしょうか?


 

●まとめ

「~したい」と「~べき」はセットになっている事が多いのですが、
大抵ごっちゃになっていたりするものです。

あなたが
どんな事を「~したい」と欲しているのか?
どんな事を「~べき」と捉えているのか?

まずはその仕分けをしてみる必要があります。
そしてその「~べき」の中から、あなたの自由を縛っていて、もう少し緩めても良い様な「~べき」を緩めてあげ、
「~したい」をもう少し優先してあげることが出来れば、

生きやすい道、楽な選択を選んであげる事も出来るようになれるように思います。

やりたい事をしてはいけないように感じている人の中にも
「人に迷惑をかけるべきではない」
「わがままをいうべきではない」と言うような禁止的な「~べき」があったりするものです。


しかも「絶対に!」であったり、「いかなる時も!」が付いていたりすることもあります。


もう少し緩めてあげても良いんじゃないかなぁ?
そうした意味では『「~べき」と考えるのは、考えるべきではない』としてしまうのも、

ひとつの「~べき」
になってしまうので、そこもいい加減に!適当に!と思うのですが、


「そんないい加減に考えるべきではない!」と言う「~べき」もあるでしょう。


自分の中の「~べき」との葛藤は永遠のテーマなのかも知れませんね。



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