堀江 健一(恋愛恐怖症・心の問題カウンセラー)- コラム「家族ノカタチ5 世の女性はイケメンとしか付き合いたくないのか?」 - 専門家プロファイル

堀江 健一
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ホリエ ケンイチ
( 東京都 / 恋愛恐怖症・心の問題カウンセラー )
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家族ノカタチ5 世の女性はイケメンとしか付き合いたくないのか?

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恋愛心理 恋愛感情とは? 2016-06-16 13:04

前回は付き合いたい(好きと思っている)相手のタイプと、実際の恋愛感情とは食い違っているかも知れません。素直に良いなと思う人と出会っていても、その人が
付き合いたいと思うような理想の条件を備えた人と違っていた場合、良いなと思う感情は恋愛感情と思えない
と言う、何やら訳がわからないことが、実際には多く見受けられるものなのです。と言うような話を書きました。


そのような場合、良いな、と思えても、多くの場合
「良いお友達」
「友達以上、恋人未満」
みたいな関係としか思ってもらえなかったりします。

良く、会った瞬間に「ビビッと来た!」ということが言われます。
一目ぼれした時の感情表現の一つでしょう。

本当にそんな「ビビッと来る」ことはあるものですし、そんな感覚は重視するべきだと思います。

ただ、「ビビッと来た」感覚を感じるには、かなり自分の感性に正直で、感受性が必要だろうと言う事です。

「ビビッと来た!」と思ったけど、
実際に「ビビッと来た!」のは実は彼の財布の中身だった、
なんてことにならないために。(この話はまた次回に)



今回は、その延長の話で、
付き合いたいと思うタイプと、
実際自分に合うタイプとは違うかも知れません
と言う話です。
確かに人の数だけ好みのタイプは色々でしょう。
でもそれは「相手のタイプ」がどうか?と言うことです。

では、あなたが「好き!」と感じる時の感情は、どんな感覚を感じた時のことを指すのでしょう?「好き!」と感じる感情の種類も千人十色かと思います。

恋愛において、刺激的な興奮を求めるタイプと、
安心感や安らぎなど静かな感覚を求めるタイプ
の人がいるようです。
海外のテレビ番組を紹介する日本のテレビで、恋愛シュミレーションバラエティみたいなものをやっているのを観た事があります。
題名までは忘れてしまいました。

それは、どこか外国の小島に妙齢の女性と、お互い初めて会う男性の、2人だけで何日かサバイバルして、2人が恋に落ちるかどうかを観察するドキュメンタリー?です。

日本でもこの手の番組は色々ありますよね。「あいのり」やら「テラスハウス」やら。

この外国番組の肝は、3日位2人で過ごした後、別のタイプの男性がもう一人送り込まれて来る所です。
そして女性1人、男性2人で更に3日ほどサバイバルします。
そして4日目に男性のどちらか一人だけを女性が選んで、選ばれなかったほうは島から出て行かなくてはならないところです。

男性にとっては、また違うサバイバルとなるのです。

確かこのような勝ち抜き戦が何度か続き、女性の方が、もうこの人と付き合うと宣言するまでは、次から次へと新しい男性が送り込まれ続けるようなルールだったように思います。女性からすると夢のような企画でしょうね。男性にとってはえらく厳しい戦いになることが予想されます。
当然男性同士、直接決闘したり対決して生き残りを決めるような番組ではないので、そのような展開にはなりませんが、お互い女性に気に入られたいと思って色々アプローチをするところが見所です。

多分、多くの人がそうイメージするのではないだろうかと思うのですが、体つきがマッチョで、ワイルドな頼り甲斐がありそうな「漢(おとこ)!」って感じの男性が、圧倒的に選ばれるのではないだろうか?と。

確かに、番組内の何人かの女性は、そんなイメージの男性を選んでいたかと記憶しています。

しかし、当然と言えば当然なのですが、マッチョやワイルド系、見るからにイケメンというわけではない男性を選ぶ女性もいるわけです。

そうした女性の選んだ基準として言っていたのは
「彼といると心が安らぎ、楽でいられるから」
と言うものでした。

まぁこれは残念ながら海外の番組だったわけですが、日本のテラハウスとかだと、どういう価値基準で描かれているのでしょうね。今度観て見ようかと思いますが、観ている方のご意見はいかがでしょうか?



男性のご相談者の方のお話しをお聞きすると、女性と恋愛経験があまりない、多くの男性は、
女性にモテる、選んでもらえるのは、
次の様な条件のどれか、
もしくはすべてを満たした男性だけに限られていると思い込まれている様です。

顔が整っているイケメン
マッチョ
スポーツマンワイルド系とか王子様系とかキャラがはっきりしていて、いかにも女性が好みそうな男性
外見や会話がスマートで面白いか知識が豊富な男性
高収入

多くの女性にとっても、テレビやネット、雑誌などマスメディアで、
モテて、イケてる男性はそうしたごく一部の男性像であり、
そうした男性と恋愛することこそ、女性のステイタスであるかのように書きたてられ、
いかにそうした男性の気持ちを射止めるかが書かれていたりします。

私も、世の中の男性も、
女性は実際にイエメン重視で恋愛相手を選ぶ人が多い
と言うイメージを持つ事となっているように思います。
ですから特に恋愛経験が少ない男性側が、限られた条件を満たしたイケメンなどでないと女性には選んでもらえないと思いこんでも無理もないことでしょう。

しかも、上記以外の男性では、何の魅力も感じてはもらえないと思い、
そうした男性は、ほとんどの方が自分の事を
「女性には選んでもらえないブサイクである」
と認識しており、ジムで身体を鍛えることに希望を託していたりします。

収入を上げる為にがんばる方向の原動力になることもあるでしょう。

現実の女性に取ったアンケートなどを見ると、女性、特に若い世代の女性は日本の雇用形態など現実的に踏まえ、男性にそこまでの年収を期待はしていない様です。

共稼ぎも当たり前と捉えています。

そりゃそうですよね、社会人の90%位の人の平均年収が400万円な世の中なのですから。

しかし、一部の女性は未だに年収1,000万円クラスの男性を望んでいたり、男性も年収700万円位は無いと女性からは相手にされないと思いこんでいたりするのです。

結婚したら共稼ぎなんてさせられない。妻や子供くらい自分一人で養えなければ、男として失格だ!くらいに思っていたりします。

さて、そうした男性と実際会ってカウンセリングをするのですが、私から見ればけして自分で思っているほどブサイクなわけではありません。

ブサイクと思い込んでいるだけなのです。

まるで「醜いアヒルの子」です。

そうした「醜形恐怖症(しゅうけいきょうふしょう)」とも言える心理状態になるのは、根深い過去からの経験が影響していたりするのですが、それはこちらの
「恋愛経験の少ない男性の心理」のコラムを読んでいただければと思います。

顔の美醜は、整形でもしない限り努力だけでどうする事も出来ません。ですからイケメンは生まれつき恵まれている事になるわけで、そこに理不尽な不平等感を募らせ、イケメンへの怒りと、イケメンしか選ばない女性への恨みの念が強まって行く事になります。

そして残念な事に「男を顔だけで選ぶな!」と思っている男性でも、
女性を選ぶ時は「顔の美しさ」を非常に重視してしまっていたりします。

「人の内面をもっと見ろ!」と強く願っているのに、実際は自分も顔の善し悪しで相手を選んでいると言う矛盾が生じている事に気付いていなかったりします。

「自分の顔の善し悪し」にこだわり過ぎてしまい、その反動で女性に対しても「顔の善し悪し」と言う外面に捕らわれてしまうのではないでしょうか?





人をいじめるのが上手い人は、本能的にその人になんと言えば一番傷付くのか解っていたりするものです。

そのためなぜか悪循環で、「自分はブサイク」と思ってコンプレックスを抱いていたりすると、そんな人の周りには顔をネタにいじめる人が集まって来てしまったりします。

過去に、そんなブサイクなわけでもないのに、意地悪な人達に「ブサイク!」といじめられたりした経験があれば、「自分はブサイク」と思い込んでしまっても無理はありません。
顔の善し悪しにこだわってしまっうようになっても仕方ない事です。



顔がブサイクだからいじめられるのではなく、
いじめたいから、顔がブサイクと言っているだけ

の場合の方が圧倒的に多いのではないでようか?




クライエントの女性の方や、友人知人の女性に
「どんな人が好みなの?」
「今の彼氏は、どんな所が良くて付き合ったの?」
と質問した時に、「イケメン!だから」
と言う返答はあまり返って来ません。

ですが、実際イケメン重視の女性は多い様な気もします。
どうしたことでしょう?

思うに、
イケメンではない私の周りにはイケメン重視の女性はあまり生息していない
と言う事なのかも知れません。

そして
イケメンの周りには、イケメン重視の女性が集まる。
イケメン重視の女性の周りには、やはりイケメン重視の女性が集まる。


と言う、「類は友を呼ぶ」現象はあるのかも知れませんね。

また
外見に捕らわれた人の周りには、外見に捕らわれた情報や人が集まる。
とも言えるかも知れません。
イケメン重視の女性とか
「自分はブサメン」とコンプレックスを抱く男性とか、
外見・イケメンかどうかと言うものに捕らわれている人の元には
「イケメン重視!」という意識があるので、そうした情報ばかりが目に付き、集まってしまうので
世の中全体がイケメンかどうかで左右されるイメージがドンドン強くなり、
他には価値が無い様な思いこみが強まって行くように思われます。


少なくとも女性のすべてがイケメンかどうかだけに価値を置いているわけではないでしょうし、
イケメン以外は男性としての価値が無いわけではないでしょう。

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