対象:住宅設計・構造
現在土地購入で悩んでいます。
立地がよくて広さも約70坪ありなおかつ高価ではなくて非常に気にいった土地があるのですが日当たりが気になり悩んでいます。
北側道路で東西に約14m、南北に約17mの土地です。
この土地の南側、東側にはすでに家が建っていて土地の境界線からあまり離れずに建っているかんじです。
南側を広くあけて家を建てばいいのでしょうが何mあければ冬でも問題なく南側リビングに日が入ってくるのでしょうか?
また、南側に庭をつくり家庭菜園などを楽しみたいのですがこういった土地では不可能でしょうか?
kobahideさん ( 広島県 / 男性 / 30歳 )
回答:2件
間取りでの工夫も重要ですね
文面を拝見しましたが、基本的に70坪の広々としたよい土地のように
思います。気にされている日差しについては、南側の家の影になる可能性
はありますが、間取りの工夫でそのあたりの問題は十分解決出来ると
思いますよ。
例えば、1階にリビングを造る場合は、一部吹抜けを造り、その上部から
光を入れるという方法をとるといつでも明るい空間作りが可能です。
家庭菜園に関しては、真冬だと南側庭で育てるのは難しいかも知れませんが
それ以外の季節でしたら色々楽しめると思いますよ。
また、日当たりなどは専門家に実際に敷地を見てもらうのがベターです
ので、このプロファイルの中の建築家の人で興味がある専門家がいたら
その方に直接問い合わせされるのも一つでしょう。
素敵な家造りになることを祈っていますね!
八納啓造
回答専門家

- 八納 啓造
- (建築家)
- 株式会社G proportion アーキテクツ 代表取締役
世界で一つ「あなただけの幸せな住まい」を共に造りませんか?
私たちの考える家作りの大きな目的は「家族の絆や幸せが育まれること」。そこでこれまで家作りに成功した人たちの「家作りの知恵」をベースに家族が共通の思いを持ち、向き合える住まいをご提案。家族の思いをカタチにします。
八納 啓造が提供する商品・サービス

森岡 篤
建築家
-
冬至での影の長さ
kobahideさん、こんにちは
パルティータ建築工房の森岡と申します。
南側の家は、2階建てでしょうか。
日当たりを考える場合、現在の環境で検討することも必要なのですが、南側の家はいずれ(10年後か20年後か)建て替えられるかもしれません。
今の家は、仮に余り高く建っていないとしても、建て替えられると、高さ規制一杯になるかもしれません。
従って、日当たりの検討は、用途地域、高さ制限の規制一杯に建てられたものとして考えておくのが良いと思います。
用途地域が、規制の最も厳しい第一種低層住居専用地域で、北側の高さが5mと仮定して考えてみましょう。
太陽高度は、冬至が最も低くなります。
冬至の太陽高度は、約30度、影の長さは、高さの約10/6倍となるので、
5m×10/6≒8m
地面レベルで、南側境界から約8mまで影となります。
1階床面は、地面より高くなるので、もう少し短くなります。
これは冬至での数字で、他の時期はもっと短くなります。
菜園では、植物種類により時期を想定して、計画できると思います。
日当たりだけを考えると、南側道路が良いこととなりますが、庭側が玄関アプローチとなるため、プライベートな庭を作るのが難しかったりします。
北側道路では、冬至の時の日当たりは悪くなりますが、プライベートで心地よい庭、心地よいリビングをつくることができ、私はお勧めしたいと思います。
参考にしていただけたら幸いです。
パルティータ建築工房サイトはこちら
東京都中野区の建築設計事務所 注文住宅/二世帯住宅/リフォーム
住宅の疑問にこたえる、「住宅こたえるね!ット」はこちら
(現在のポイント:1pt)
このQ&Aに類似したQ&A
表示中のコンテンツに関連する専門家サービスランキング