散歩中の無駄吠えについて

ご質問の文中内のトレーニング方法では、酷くなることはあっても、良くなることはまずないでしょう。

なぜなら、こうしたケースの場合、罰は効果が無いばかりか、事態を悪化させる。そのことが、脳の反応から明らかだからです。

当然の結果として、臆病な犬を訓練所に預けた結果、もっと臆病になってしまった、という話が数限りなく存在する。逆は聞いたことがありません。

似たような質問が過去にあります。
http://profile.allabout.co.jp/pf/cando/qa/detail/3445
また、コラムでそうした犬の実際のリハビリを記しています。http://profile.allabout.co.jp/pf/cando/column/detail/12287
それらをぜひ参考にしてみてください。

ちなみに臆病な犬に必要なことは、服従訓練ではありません（チョークカラーを用いた罰などもっての他です！）。社会化（犬や人に慣らす）であり、飼い主との信頼関係です。

社会化や信頼関係の構築のためには、飼い主が犬のこと、刺激への慣らし方、犬に何かを行動を教えるにはどうしたらいいかを飼い主自身が知ることです。そのためには、しつけ教室などに通って、継続的かつ系統的にトレーニング方法を学ぶことです。

それは、とてもメールなどのやりとりだけでお伝えできるものではないとご理解下さい。

お住まいは神奈川と言うことですが可能であれば、ぜひCan ! Do ![[http://www.petcom.jpへお越し下さい。

※拙書「犬は知的にしつける」
http://www.amazon.co.jp/gp/product/4902584255/
にも解決のヒントはたくさん記しています。ぜひご一読下さい。

訓練所に通い始めて2か月後から吠え始め、叱ってもエスカレートするばかりということは、今の訓練方法を続けることはジュリファさんにもワンちゃんにも絶対にプラスになりません。すぐに中止して下さい。

恐らく訓練士さんと歩いている時は同じ問題は起きないのだと思います。ということはジュリファさんとワンちゃんとの関係にこそ解決の糸口があるはずです。

他人に訓練を任せるのではなく、一緒に取り組む姿勢が必要です。

怖いから従う委縮した犬にするのではなく、大好きな飼い主さんに喜んで欲しくて従う犬、そうなって欲しければ、ジュリファさんがしっかり導き、しっかり褒めて、どう振る舞って欲しいのか教えてあげて下さい。

方法が分らなければ専門家に直接指導を受けて下さい。
神奈川のエリアによってはドッグテックジャパンでもお伺いできます。
http://www.dogtechjapan.com

「臆病を和らげる為」
であれば、陰性強化がシェルティー君に合わないことは想像できると思います。

訓練所にも色々な訓練方法のところがあり、目的と主旨によっては
その犬と飼い主にとって有効な場合もあります。
ただ、今回のお問い合わせの中で大事なのは、自分の犬の性格を踏まえ、どの様な方法が犬に合っているか？そして、自分達にも合っているか？を検討することです。

また、４頭目ということですが、他の犬と今回のシェルティー君を比較しないこと。恋愛本を読んで「その通り上手くいった！」なんて話聞いたことありません。シェルティーも１００頭いれば、付き合い方は百通りです。

まずは、しっかりと今のシェルティー君と向き合うこと。
リードは引っ張るのではなく、ゆるめることです。

シェルティー君に合っていないようです。

子供の頃ですが、私も2代にわたって
シェルティーを飼っていました。

訓練所で何かあったかわかりませんが、
何かのきっかけで、吠え始めたようです。

臆病を直すのに、チェーンカラーでカツを入れる方法は
全く持って合ってないと思います。

まずは、リードを持つ方（訓練士ではなくて、毎日散歩に行く方の
ことです）との関係を見直す必要があります。

それと同時に、シェルティー君の性格、行動などを
もっと良く観察して、吠える原因を見つけてやることが
大事だと思います。

このまま陰性強化を続けて、取りかえしのつかない
性格にしてしまう前に、飼い主さんとの関係、すなわち
行動学に基づいて、しつけを指導してくださり、
陽性強化でお散歩（脚側歩行とは違います）のレッスンを
して下さるプロの方を探してみてください。

チョークカラーでカツを入れても、一瞬だけ止めて、又繰り返すとの事、、

一度で止まらないという事は、犬が、飼い主さんは何を求めているのか理解出来ていないと思います。

方法が間違っているのか、何かタイミングや褒め方が違うのか、実際見てみないとなんともいえませんが、

お散歩中の人や犬への吠えは、そのシチュエーションによって対処の方法が細かく違ってきます。

数十パターンのやり方と組み合わせによって効果が出てくるものなので、

訓練所に預けるのではなく、
そのシチュエーションで飼い主さんに指導してくださるトレーナーさんを選ばれるのがベストだと思います。