今年の2月の後半くらいに、夜左耳から耳鳴りがして、その翌日の朝左後頭部から引っ張られるようにくらくらふらついて起きあがれませんでした。左耳の聴力が弱っている気がしてので、耳鼻科に行きましたが、右耳よりもほんの少し聴力が弱っているようでしたが、特に異常はありませんでした。その後、疲労感や首・肩こり、腰痛、指先後からがはいらないなど左半身の違和感を感じていたので、内科に行き(4月初)、血液検査と脳のCTを撮りました。甲状腺や血液の病気を気にしていたのですが、血液検査はすべての項目で正常値で異常は見つかりませんでした。
CTは年齢に比べて、萎縮しているように思うといわれ、大学病院の神経内科で脳のMRIを撮りました(6月初)。
耳鳴りのする左耳を中心に脳を診てくれましたが、脳は萎縮しておらず異常はありませんでした。その後、疲労感や耳鳴りは続いていましたが、普通に過ごしていました。
しかし、9月の後半頃に、昼間暑いなぁと思っていたら、目の前が真っ白になって気を失ってその場に倒れてしまいました。気を失っていたのは数秒間です。また、最近疲れが取れにくくなっている気がします。首・肩こりや筋肉痛のようなだるさが足や手にあります。特に最近気になるのが、動悸です。最近は常に脈拍が100〜120あると思います。130くらいある時もあります。疲れたときは1日中続くことがあります。ドクドクと一定のリズムで動悸がします。朝起きたときや就寝前、お風呂上がり、階段を上るなどの動作をしたときに強く感じますが、安静時にも感じます。
また、ふくらはぎや腕の皮膚の柔らかいところを爪で引っ掻くと赤い内出血のようなもの(赤い点々の集まりのような)ができます。すぐ治りますが気になります。左後頭部が重く感じるふらつきもあります。意識が遠のくような感じです。何時動悸やふらふらするか分からないので不安です。
uuuuさん ( 徳島県 / 女性 / 22歳 )
回答:1件
自律神経失調や鉄欠乏を示唆・食生活等の改善が必要か
耳鳴り、慢性の疲労感、肩こりと腰痛、動悸などの諸症状は、自律神経失調と鉄欠乏などの存在を示唆しています。ふらつきや数秒間の失神も貧血や鉄欠乏の際に際立ってよく現れます。皮膚を引っ掻いた際の内出血は通常でも見られますが、亜鉛などミネラルの欠乏症に特徴的です。
このような諸症状に見舞われるに至った原因として頻度の高いものに、食生活と栄養バランスの乱れ、低体温、ストレスと過労、睡眠不足、環境の急激な変化などが挙げられますが、何か思い当たる要素はあるでしょうか。
例えば鉄代謝に関しては、日本の閉経前の女性は大半が大なり小なり鉄欠乏状態とされています。鉄欠乏が著しくなると、貧血はもとより毛髪や爪の異常、皮膚や粘膜の脆弱化を引き起こし、さらには神経伝達物質の不足から神経機能の障害を招きます。
鉄以外にも亜鉛やカルシウムなどの各種ミネラル、ビタミンB群やビタミンCなどの各種ビタミンが欠乏すると、神経伝達物質の不足から神経機能が損なわれます。また糖質の過剰摂取は反応性低血糖を招いて慢性の疲労感などの症状をもたらします。
従って日常の食生活が大変重要になってきますが、特に問題はないでしょうか。具体的にはこのQ&Aやコラムに頻繁に記載していますので参考になさって下さい。充分量の野菜や果物、豆、適量の肉や魚を食べ、砂糖や甘いもの、加工食品などは控えることが大切です。
一方で36℃以下の低体温も自律神経機能を損ねて上記の諸症状を招きます。低体温の原因は運動不足、ストレス、偏った食事、それにシャワーの習慣です。お風呂に入らずシャワーだけの習慣は却って体を冷やすので、40℃以下の温めの湯に半身浴で10分以上浸かりましょう。
それと並んでストレス対策も必要です。ストレスを発散させる目的も兼ねて運動する習慣を持ちましょう。適度な運動は上記の低体温にも有効で、自律神経の機能も高めて症状の緩和に役立つことが期待されます。
回答専門家

- 吉野 真人
- (東京都 / 医師)
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