自律神経失調や鉄欠乏を示唆・食生活等の改善が必要か - 吉野 真人 - 専門家プロファイル

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自律神経失調や鉄欠乏を示唆・食生活等の改善が必要か

2009/11/03 18:01

耳鳴り、慢性の疲労感、肩こりと腰痛、動悸などの諸症状は、自律神経失調と鉄欠乏などの存在を示唆しています。ふらつきや数秒間の失神も貧血や鉄欠乏の際に際立ってよく現れます。皮膚を引っ掻いた際の内出血は通常でも見られますが、亜鉛などミネラルの欠乏症に特徴的です。

このような諸症状に見舞われるに至った原因として頻度の高いものに、食生活と栄養バランスの乱れ、低体温、ストレスと過労、睡眠不足、環境の急激な変化などが挙げられますが、何か思い当たる要素はあるでしょうか。

例えば鉄代謝に関しては、日本の閉経前の女性は大半が大なり小なり鉄欠乏状態とされています。鉄欠乏が著しくなると、貧血はもとより毛髪や爪の異常、皮膚や粘膜の脆弱化を引き起こし、さらには神経伝達物質の不足から神経機能の障害を招きます。

鉄以外にも亜鉛やカルシウムなどの各種ミネラル、ビタミンB群やビタミンCなどの各種ビタミンが欠乏すると、神経伝達物質の不足から神経機能が損なわれます。また糖質の過剰摂取は反応性低血糖を招いて慢性の疲労感などの症状をもたらします。

従って日常の食生活が大変重要になってきますが、特に問題はないでしょうか。具体的にはこのQ&Aやコラムに頻繁に記載していますので参考になさって下さい。充分量の野菜や果物、豆、適量の肉や魚を食べ、砂糖や甘いもの、加工食品などは控えることが大切です。

一方で36℃以下の低体温も自律神経機能を損ねて上記の諸症状を招きます。低体温の原因は運動不足、ストレス、偏った食事、それにシャワーの習慣です。お風呂に入らずシャワーだけの習慣は却って体を冷やすので、40℃以下の温めの湯に半身浴で10分以上浸かりましょう。

それと並んでストレス対策も必要です。ストレスを発散させる目的も兼ねて運動する習慣を持ちましょう。適度な運動は上記の低体温にも有効で、自律神経の機能も高めて症状の緩和に役立つことが期待されます。

回答専門家

吉野 真人
吉野 真人
( 東京都 / 医師(精神科) )
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この回答の相談

動悸と赤い内出血のようなもの

心と体・医療健康 心の不安・性格改善 2009/10/13 15:30

今年の2月の後半くらいに、夜左耳から耳鳴りがして、その翌日の朝左後頭部から引っ張られるようにくらくらふらついて起きあがれませんでした。左耳の聴力が弱っている気がしてので、耳鼻科に行きました… [続きを読む]

uuuuさん (徳島県/22歳/女性)

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