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対象：住宅設計・構造
建築家に設計いただき、現在建て替え工事中の者です。駐車場で問題が発生しました。建築家が１８０ｃｍＭＡＸで想定していた車の車高が厳密には１８３．５ｃｍであることが判明。高さがギリギリです。そもそも厳密な車高（車種）を確認せず、想定車種で進めてきた建築家のやり方は、そもそも的確なのでしょうか？「実際もし天井にぶつかってしまったら・・・」と不安を訴えたところ、戻ってきた建築家の返答は以下です。ぶつかった場合は泣き寝入りになってしまうのでしょうか？この段階でうてる手立ては？ぶつかった場合は損害賠償の対象となるのでしょうか？
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お騒がせして済みません。駐車場については、車の高さを１８００ミリ程度をＭＡＸとして設計していました。クリアランス９０ミリ〜３０ミリ（奥で）です。今回、車の高さが１８３５ミリあることが判明し、いろいろ検討を重ねましたが、元々法的に高さ制限が厳しく、クリアランスを増やすには床のモルタル仕上げ厚を工夫し、クリアランスを３０ミリ程度増やすのと、道路から車庫に入るための土間コンクリートの勾配などを工夫するしかありません。正確な数値が出せませんが、現地で確認しながら土間の形状を検討致します。最善を尽くしますが、まだ先になりますが、足場が撤去された際に車で車庫入れをして頂き、土間の仕上げを決めたいと思います。問題なく入ると判断出来ましたら、ご足労を頂かずに工事をしますが、先ずは立ち会って決める予定で進めさせて頂きます。車が天井に当たる事はないように計画致します。場合によっては、道路の縁石を交換し、クリアランスを確保せざるを得ないかも知れません。今回の車庫の件で、金銭的な負担は発生しないようにしますので、ご安心下さい。
ディリービオさん （ 東京都 / 男性 / 38歳 ）
回答：2件
駐車場の高さ
アネシスプランニングの寺岡と申します。宜しくお願いします。
ご質問の件ですが、建築には付いてまわる話ですね。
この手の問題は、1度失敗すると二度と間違えないものです。
お恥ずかしい話ですが、若い頃に痛い思いをしました。
「冷蔵庫が入らない!」とかありました…
で、例えば、
洗濯機の大きさ、
冷蔵庫の大きさ、
手持ちの家具、
今回の車の大きさ、
など、その寸法を読み違えたりすると、かなりの問題になります。
また、こうしたものは、実はどれも買換えのできるものです。
ですから、施主様には買い替えの想定も含めて確認しておく必要があります。
特に、車の場合はその出し入れのために全面の道路幅にも注意が必要です。
図面では入っても、現場では入らないなんてことがないように注意します。
今回のように、本来高さが厳しいのは以前から把握されているわけですから、
車の現物を見て寸法を確認すべきことであったかと思います。
こうした点では注意不足でしょう。
今後に関しては、現場での手直しをする以外にはないと思います。
それによって当初の間取りや外観等に影響があれば、何らかのペナルティはあってもいいでしょう。
うまく話会いをされて、主張すべき点はきちんと伝えることでしょう。
以上、ご参考になれば幸いです。
詳しい説明が必要でしたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
宜しくお願い致します。
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- 寺岡 孝
- （東京都 / お金と住まいの専門家）
- アネシスプランニング株式会社 代表取締役
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志田 茂
建築家
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今、最善の対処を考えては
志田茂建築設計事務所 志田と申します。
私達にとっても 苦しくなるようなご質問です。
現在の工事の状況、建物の構造により、対処の難易度が変わりますが
可能ならば、車庫の天井高さを確保できるよう、今の段階で変更されたほうがいいように思います。
そのためには、車庫の上部の部屋の天井高さが低くなる事も了承しないといけなくなるかもしれません。
問題がわかっているのに先送りすると、、いい結果にはならない事は多々あります。
床を下げてクリアンスがとれるのなら、それはいいのですが、本当に取れるかどうか、どうゆう事をすれば確実に高さが取れるのか、今、図面にて十分に検討したほうがいいと思います。
施主・設計者・施工者が一致協力して、問題に向かわれる事が、まずは必要です。
対策と結果を三者が共有しておく事が大切です。
まずはそれをお考えになってみてはいかがでしょう。
損害賠償については、法律のカテゴリーにご相談されたほうがいいかもしれません。
そんな事にならず、うまく解決できるといいですね。
ディリービオさん
ご回答ありがとうございました！
2009/05/22 22:03志田茂建築設計事務所
志田様
早速のご回答ありがとうございます。図面引きなおし→工期遅れになるデメリットをさけ、今回は極力クリアランスを確保する方向でで建築家と合意です。
実はもう駐車場部分の工事に取り掛かっているんです。
施主（私）「・・・だから車種は想定ではなく、もっと早めの段階で正確な車種とその車高を把握されたほうが良かったんじゃないですか？」
建築家「図面で高さを確認されなかったＮさん（私のこと）も悪いんじゃないですか？」
施主（私）「そうは言ってもこっちは家作りにおいては素人なんですから、Ｍさん（建築家さん）が先回りしてつまずきそうな小石を除いてくれないと困りますっ」
・・・と言うような子供の喧嘩みたいになってしまいますので、最後はこっちが折れて、まあまあ・・・とやってしまいます。建築家の方って、ビジネスマンにはありえないほど、けっこう失念されているケースが多いな、と思う昨今。家作りは難しいですね（苦笑）。
志田様もお忙しいとは存じますが、お体ご自愛くださいませ。
御礼のメールでした。
ディリービオさん （東京都/38歳/男性）
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