公務員ですが親が経営する法人の顧問契約の税理士に個人の確定申告を依頼しました(私も近々この法人を承継する予定でおり顔なじみのため口頭でお願いしますと依頼しました。額につては特に取り決めなし)。
はっきり言って自分でもできると思いましたが彼の収入になればとお願いしました。不動産収入(13件600万円ほど)と給与収入約1500万円の収支伝票を揃えお願いしたところ18万円(税別)ものの請求でした。昨年は不動産売買があったため15万円だといわれ払いましたが今年は売買はないのにもかかわらずさらに高額でした。びっくりして理由を聞いても納得しがたいのですがこの額は穏当でしょうか?
税理士の報酬は事務的な作業量、点検だけでなく依頼元の収入、税額により増減するそうですがそんなことがあるのでしょうか?
また申告にあたっては事前に私への説明、点検なく勝手に押印し申告(押印は私はしていませんが以前預けた印を使用したらしい。)したものです。税理士法違反は明らかだと思うのですがいかがでしょう。
このように事前に報酬額(おおざっぱでもかまわないのですが)がわからず言い値で払わなくてはいけないものなのでしょうか?
この税理士は予定納税を忘れたため100万円近く税金を払い過ぎ税務署から還付されたこともあります。
紛争の解決にはどこに相談すべきかもおしえていただきたいと思います。
duke2009さん ( 神奈川県 / 男性 / 47歳 )
回答:2件
所属税理士会へ相談できると思います
こんにちは。
税理士の立場からすればご満足いただける業務が提供できなかった事案として残念であり、申し訳ないと思います。
税理士報酬は、法律で定められていないので、基本敵意は相対で決まる、と理解しております。
わたくしの場合には、正式な書面で行うかはともかく、見積もりをして合意、することを基本にしております。
不動産と会社給料の申告でも、いろいろと経営会社の顧問をしているだとか、そういう場合には、ある程度の金額の報酬となっている場合も少なくないと思いますが、まったく顧問関係がなく、単発でのご依頼、ということであれば相場からして高い、気もいたしますが、断定的に申し上げることは難しいですね。
立派な大物税理士さんの場合には、わたくしのような若手税理士よりは高い場合もよくありますので。
税理士の業務に関する紛争については、その所属税理士会ごとに相談窓口が設けられており、東京税理士会の場合には以下のHPで説明されています。
http://www.tokyozeirishikai.or.jp/generalperson/mediation.html
相談の結果、どんな対応ができるのかまでは、残念ながら経験がありませんのでご説明できません。
また、税理士報酬は、一概に作業手数や時間単価による決定だけではなく、その関与先企業の事業規模に応じて決定される場合が多いです。
事業規模が大きくなれば当然責任も重くなりますし、決算なども手数が増え、複雑な税の問題も多くなりますので。
あと、印鑑を勝手に押して提出、予定納税を記載せずに申告、は、まったく問題外の行為です。
信頼関係を失わせる行為で、まことに恥ずかしい限りです。
デューク2009さんが信頼できるよい税理士と出会えますことを願っております。
回答専門家
![運営 事務局](https://d32372aj5dwogw.cloudfront.net/home/profile/front/html/img/professional/ll/1324489920.jpg)
- 運営 事務局
- (東京都 / 編集部)
- 専門家プロファイル
登録している専門家やQ&Aやコラムといったコンテンツをご紹介
専門家プロファイルに登録をしている皆様の記事や、Q&A、まとめ記事など編集部でピックアップしたものを定期的に配信していきます。よろしくお願いいたします。
運営 事務局が提供する商品・サービス
補足します
確かに全体の流れや所得の性格を考えるとどうかなぁという金額になってしまいましたね。
ところで
現在は報酬に関しての規定がなくなりましたが、数年前まで「税理士報酬規定」というものが存在しました。これは報酬の上限を定めたものです。
これによるとduke2009さんのような顧問契約のない(顧問契約は父上または母上が経営する法人ですので)ケースでは
1.税務代理報酬
2.税務書類作成報酬
の2つが発生します。
duke2009さんの総所得が1,000万〜2,000万と考えると
1.が255,000円 2.が76,500円 合計331,500円(消費税別)となります。
このほかに帳簿の作成や決算書の作成があると別の報酬が発生します。
上限ですので、実際にこの金額でやっている税理士は少なかったと思いますが・・・・
私だったらということではなく、あくまでもこんな計算もあるということです。
依頼人のかたは「書類作成の手数料」という感覚で依頼されていると思いますが、税理士のほうは「専門的知識に基づき法の定めのもと依頼人に最も有利な計算をし、申告その他の代理を行う。それに付随して申告書の作成を行う」という認識で仕事をしていますので、金額的なギャップが生まれてしまうのだと思います。
どこの部分に重点を置くのかは、依頼人のかたの業務内容などにより異なってきますので、依頼するときによく話し合って報酬を定めておくべきだったと思います。
蛇足ですが、私も緊急の依頼を受けたときにこれを怠って、duke2009さんとは逆に不本意な報酬しかいただけなくてトホホな思いをした経験があります。お互いのためしっかりと話し合わなければいけません。
事前の説明もなく勝手に押印しての提出は言語道断で、同業者としてお恥ずかしいかぎりです。
回答専門家
![運営 事務局](https://d32372aj5dwogw.cloudfront.net/home/profile/front/html/img/professional/ll/1324489920.jpg)
- 運営 事務局
- (東京都 / 編集部)
- 専門家プロファイル
登録している専門家やQ&Aやコラムといったコンテンツをご紹介
専門家プロファイルに登録をしている皆様の記事や、Q&A、まとめ記事など編集部でピックアップしたものを定期的に配信していきます。よろしくお願いいたします。
運営 事務局が提供する商品・サービス
(現在のポイント:-pt)
このQ&Aに類似したQ&A
表示中のコンテンツに関連する専門家サービスランキング