対象:マッサージ・手技療法
時分の話ではなく、トモダチが困っているので質問させていただくことをお許しください。
彼女は現在妊娠7ヶ月の妊婦です。
妊娠前から、便に血が混じるようになり、妊娠5ヶ月くらいには便器が真っ赤になるほどにまでなってしまったようで、慌てて病院に行きました。
妊婦という事で病気について詳しく検査をすることが出来ないといわれ、最終的に総合病院で検査してもらい、「潰瘍性大腸炎」という診断がでました。
現在も病気の方も通院して、薬も貰っているそうなのですが、病気のほうの先生は、妊婦と分った上で処方している薬だから、飲んでいても大丈夫です。というのに対し、産科の先生は、薬を飲んで病気を治すのを優先するのか赤ちゃんを優先するのかどっちにするの?というそうです。
同じ病院なのですが。
産科の先生に言われ、病気の薬を飲むことを一時やめたそうなのですが、やっぱり病気の症状は悪化して、また血便が始まったそうです。
薬の名前等はまだ聞いてなくて、なんともいえないのですが、妊娠中に薬を飲むことで胎児に及ぼす影響はすごく大きいのでしょうか?
また、産科の先生がおっしゃるように、「子供か体か」どちらかを選んで治療・出産しかないのでしょうか?
このまま薬を飲まないで居たほうがいいのでしょうか?
曖昧な質問ですみませんが、ヨロシクお願いします。
たんぶらんさん ( 三重県 / 女性 / 26歳 )
回答:2件
主治医同士で相談してもらいましょう。
「潰瘍性大腸炎」は、大腸の内壁が炎症を起こしてタダレた状態になっているものを言いますが、投薬による治療では、多くの場合炎症を抑えるためステロイド系の薬剤が使われると思います。
ステロイド系の薬剤は、炎症を抑える効果が大きい反面、長期的に使用すると様々な副作用があります。
また、妊娠を促進する黄体ホルモン(プロゲステロン)もステロイド系ホルモンですので妊娠や胎児に何らかの影響を与える可能性もあるかと思います。
症状や体の体調の様子からなど判断が難しいところだと思いますが、消化器科と産婦人科の主治医の先生が同じ病院ということですから、主治医同士で薬の内容や症状、体調などについて話し合っていただき最善と思われる方法を検討してもらったほうがよいのではないでしょうか。
また、潰瘍性大腸炎対策&妊娠としては、
大腸に負担をかけないようになるべく消化のよいやわらかいものを食べるようにすること、一度にたくさん食べるのではなく、少量ずつを何度かに分けて食べること、食品や栄養素の偏りを少なくしてまんべんなく食べること、そして、よく寝ること、を徹底してやりましょう。
ご参考にしてください。
丈夫で元気なお子さんが生まれますように。
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*薬に頼らないナチュラルヘルスケア&アンチエイジングの専門家
体にやさしい骨盤ゆらゆら整体! 川井筋系帯療法治療センター
東京 横浜 船橋 さいたま新都心 名古屋 http://www.kawaikinkeitai.co.jp/
評価・お礼

たんぶらんさん
ご丁寧な回答ありがとうございました。
病気に対してどのような薬が使われているのか、どのような作用があるのか、全く分らないなかでの不安だったので、安心し、納得することが出来ました。
先生にアドバイス頂いたことを参考に相談したいと思います。
本当にありがとうございました。
回答専門家

- 川井 太郎
- (東京都 / メディカルボディチューナー)
- 川井筋系帯療法治療センター 院長
身体の歪みを改整してナチュラルヘルスケア&アンチエイジング!
首肩こりや腰痛、便秘、更年期障害、アトピーなどの諸症状を独自の身体分析法と手技施術で改善へ導きます。40年の実績がある独自の整体「川井筋系帯療法」は、東京、横浜、船橋、大宮、名古屋、札幌でこれまでに5万人以上の施術実績があります。

吉川 祐介
カイロプラクター
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潰瘍性大腸炎について
病気担当の医師からは、妊娠は考慮した上での投薬ということで説明があり、産科担当の医師からはどちらを優先するか判断することをせまられた、ということでいらっしゃいますね。
昨今はインフォームドコンセントが徹底してきているようです。おそらく病気担当の医師からは、病気と薬の効果、副作用、胎児への影響などを説明した上で、患者さんにどうしますかと聞いているものと思います。
産科の医師も同様に患者さんの判断を促しているもので、薬を使わない方がということを匂わしているのではないものと思います。
治療を選択する主導権は、患者さんご自身にあり、医師はその情報を提供するという立場をとります。もし薬に対する疑問や不安があれば、臆せずご本人から担当に医師にご相談されてみてはいかがでしょうか。きっと親身になって答えてくれると思いますよ。
ところで、潰瘍性大腸炎には腸内細菌を調える「プロバイオティクス」が有益ということを、東京女子医大で学びました。
潰瘍性大腸炎は、腸内に増えた悪玉菌に対する免疫反応が引き金になるということで、善玉菌の乳酸菌などをとったり増やすと、よい状態を維持しやすくなるそうです。
また、潰瘍性大腸炎の患者さんは、発ガンするリスクが高いとのことで、それに対してもプロバイオティクスによる抑制効果が期待されています。
健康食品やサプリメントとしては、GFB、ペクチンやレクチンなどの水溶性食物繊維、乳酸菌製剤があります。
食事として注意するのは、悪玉菌のエサになるような脂肪分の高い食事、肉の多食を避け、ジャンクフードや刺激の強い食品は避けることが大切です。
体調を整えるために、適度な運動もよいと思います。
妊娠中に病状が悪化され、不安が高まっていると思いますが、お友達が心の支えになってあげているようで、いいなと思います。
どうぞお大事なさってください。
吉川祐介ウイケアカイロプラクティック
評価・お礼

たんぶらんさん
吉川先生、ご丁寧な回答ありがとうございました。
薬は頂いていますが、どのような薬なのか、また、改善の為にはどのようにして日常(食生活など)を過ごしていけばいいのかが、全く分らず不安でしたが、今回どのような物が効果的かや、病気そのものについても、詳しく教えていただくことが出来て、すごく納得し、安心しました。
薬以外にも日常で気をつけることが出来ることを教えてもらったので、早速友達に伝えたいと思います。
実際病院の先生を目の前にしてでは、なかなか聞きたいことが聞けなかったり、何が聞きたいのか自分でも分らなくなってしまったりして、聞くことが出来ずにいましたが、このように親切に教えていただくことができて、とても感謝しています。
ありがとうございました。
(現在のポイント:-pt)
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