やせてきた歯茎

進行しつつある歯周病の可能性があると思われます。歯周病に力をいれている歯科医院を受診し相談されることをお勧めいたします。

こんにちは、にこちゃんさま。私もおなじ４０歳代の男性です。
年齢のためか、、、んーん、お互いまだまだ人生これから。。。楽しく健康にやっていけたらいいですね。

さて、確かに加齢変化の中に歯肉の退縮もあります。これの多くは歯茎の内側の歯槽骨自体が退縮することに起因します。もちろん宿主（我々の身体）の持つ因子（遺伝的なものや歯周病体質など）にも由来しますが、後天的なものでは、過度の歯ブラシ（歯ブラシをたくさん長い時間を掛ける事は良い事ですが、力を入れ過ぎたり、ロングストロークにし過ぎたり、歯間ブラシを無理に通したり等）や、噛み合わせの力(アブフラクションとともに歯槽骨の頂上も骨吸収します）によるものや、口腔衛生状態の不良による歯周病が原因になったりします。
最近見えてきた色の違う部分は、歯根の表面かもしれませんね。歯冠部にはエナメル質があり白いのですが、歯根表面は黄色いからです。少し歯茎と共に歯槽骨の頂上も減り始めているのかもしれません。
治療法としましては、まず、いずれの原因かを見極めていただく事が重要です。歯と歯茎の境い目は予防の上では非常に重要な部分です。にこちゃんさまはその部分に白いかぶせ物をしていただきましたが、これは対処療法に過ぎないかもしれません。むしろ、予防に関わる重要な部分に人工物を補填したわけで、余計に不潔域になってしまわれたのかもしれません。
原因（１つとは限らず複数の因子があるかもしれません）を明確にし、長期的に安定できる治療法あるいは予防法を選択できるようにしていただくとよろしいと思います。

こんにちは，東京都立川市ひるま矯正歯科の晝間康明です．

にこチャンさんの症状は，先生方が答えられているように歯周病によるものと思われます．

現在，80歳になる日本人の約60％の方は，全ての歯を失い歯が1本もありません．
この歯を失う原因となる疾患は，虫歯と歯周病が約90％を占めます．

歯周病は，30代後半より急速に進む疾患です．
そして，歯周病の原因は細菌による感染であるため，細菌を全滅させない限り歯周病のリスクから完全に回避する事はできません．

しかし，お口の中の歯周病原因菌を全滅させる事は不可能であるため，歯周病として発症しないレベルまで細菌を減少させる必要があります．

細菌を減少させるためには，歯を磨く以外の方法がありません．抗菌剤などでうがいをしても，歯と歯の隣り合う部分などには抗菌剤が届かず細菌が増殖します．

しかし，日本人の95％が朝と晩の1日2回歯を磨いているのに歯を失ってしまっています．

これは，歯の磨き方が充分理解されていなかったり，同じ所をいつも磨き残してしまい，細菌が増殖し歯周病が進行してしまうためと考えられています．

ですから，これを機会に歯科医院で歯周病対策をしてもらってはいかがでしょうか？
まずは，正しい歯の磨き方や歯ブラシの選び方を教えてもらいましょう！
きちんとした歯磨きをするだけで口臭予防やお口の中の爽快感は格段にアップしますよ．