対象:一般歯科・歯の治療
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唾液が2年位でなくなってから、フッ素を塗ってもらったり、治療してもすぐ虫歯になってしまって困っている。十数本は治療した。内科で血液検査もしてもらったが膠原病やシークレン症候群ではなかった。口の中がねばねばする。しゃべりにくいし、唇の皮もむける。味覚も酢の物や梅干しがすごくすっぱく感じるようになった。もう一度検査してもらおうと思っているが口腔外科でみてもらったほうがいいのか、また専門医があれば教えてほしい。歯医者の先生にいっても、唾液がでにくいと虫歯になりやすいといわれるだけで特に治療法がない。
こえださん ( 福島県 / 女性 / 41歳 )
回答:3件
だ液について
さらに検査や治療をご希望の場合には
口腔外科や大学病院の口腔乾燥症(ドライマウス)を専門とする科に
行かれると良いでしょう。
だ液分泌量が減る時の基礎知識をお伝えします。
こえださんが経験されているように、以下のような症状がでます。
1・抗菌力の低下 → むし歯や歯肉炎が起きやすい
2・そしゃく障害 → 口腔内が感想した感じ、食べ物を飲み込みにくい
3・発音障害 → 口腔粘膜がカサカサしてなめらかに発音できない
4・口腔内の痛み → 義歯を使用している時は特に痛みが出やすい
だ液分泌量が減少する主な原因は次の通りです。
1・リウマチ、シェーングレン症候群等の疾患 → 既に行ったように内科検査でチェック 2・だ液分泌を抑制する作用の薬を服用している → 常用薬の副作用有無チェック
3・加齢 → 年齢と共にだ液量は少なくなる
当院では、口腔乾燥症を歯科的な検査として
1・だ液量(安静だ液量、刺激だ液量)の測定
2・だ液の性状(ネバネバ、サラサラ)の判定
3・緩衝能(酸を中和する能力、むし歯のなりにくさ)
を調べます。
【だ液量を増やすには】
1・常用薬の副作用が疑われる時は、薬の変更を検討
2・キシリトール入りガム、タブレット等の服用
(砂糖入りガムはダメ、キシリトール入りは砂糖とは逆にむし歯の発生を減らす効果あり)
【口腔内症状を改善するには】
1・歯面、ポケット内細菌を減らし、口腔内を徹底的に清潔にする
セルフケアとして、ブラッシングやフロス等を使用し
プロフェッショナルケアとしてPMTCなどを行う。
2・人工だ液の使用(口腔外科やドライマウス科で処方)
【むし歯の発生を減らすには】
1・フッ化物(高濃度フッ化物)の塗布
2・フッ素入り歯磨剤の使用
3・砂糖摂取回数、時間を短く
4・キシリトール入りガム、タブレットの使用
ご参考になれば幸いです。お大事にどうぞ。
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ドライマウスについて
このような症状を''ドライマウス''といいます。ドライマウスの推定人数は1000万人とも言われています。(女性に多い疾患です)
ドライマウスの原因は、
・喫煙、不規則な食生活、ストレス、口呼吸などの生活習慣が原因の場合
・老化、唾液線の機能の低下などが原因の場合
・糖尿病やシェーグレン症候群などの病気が原因の場合
・薬の副作用が原因の場合
などがあります。
ドライマウスの症状として、
口が渇く、水をよく飲みたくなる、口の中がネバネバする、口が臭う、長時間の会話がしにくい、ビスケットやせんべいなどの乾いたものが食べにくい。
などの軽度なものから、
舌がヒリヒリと痛い、舌がザラザラしていてひび割れる、ほほや歯ぐきに傷ができやすい、味がわからない、食べ物が飲み込めない、温かい物が食べられない、虫歯や歯周病が進行する。
といった重度の症状があります。
対策としては、
・お酒やタバコを控える。
・クッキーやクラッカーなどの乾燥した食べ物や、炭酸やカフェインの含まれる飲料を避ける。
・食事は良く噛んで唾液を出す。こまめにキシリトールのガムを噛む。
・加湿器や濡れタオルで部屋の湿度を保つ。
といったことがあげられます。
こえださんの場合は、ドライマウスの度合いが少々強いので、これらを守りつつ、専門医(大学病院ならば口腔外科)を受診されるとよいですね。
神奈川の鶴見大学にはドライマウスのエキスパートの先生がいらっしゃるのですが、少々遠いので、奥羽大学の口腔外科を受診されてもよいかと思います。
回答専門家
- 倉田 友宏
- (長野県 / 歯科医師)
- 倉田歯科医院 院長
長野県でインプラント治療を中心にお口の健康をサポート
虫歯・歯周病治療からインプラント、レーザー治療、メタルフリーの審美治療まで幅広い治療で患者様に多様な選択肢をご提供しています。2014年からは地元の長野県でお口の健康をサポート。健康な歯を長く使っていただくため、予防に力を入れています。
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堀内 晃
歯科医師
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お口が渇いてむし歯になっておられるわけですね。
大変なご様子ですね。心中お察しいたします。
申し送れましたが、長崎の堀内と申します。さて、私の病院でも口腔乾燥症の方が来院されますが、ほとんどの方がご高齢の方です。シェーグレン症候群に実際かかっておられた方はありませんでしたが、実際大学病院などではシェーグレン症候群と診断されますと保険でお薬の処方がされるようです。詳細はわかりかねますが、口腔乾燥症(ドライマウス)についてホームページがありますのでご参照されてみてください。http://www.drymouth-info.net/
(現在のポイント:-pt)
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