対象:ISO・規格認証
回答数: 1件
回答数: 5件
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一時期、ブームのように環境問題がクローズアップされ、ISO14001を取得をすることが流行した時期があったように思えます。弊社でもその波に乗り(今となっては乗ってしまい)、2005年の春にISO14001を取得し、最近初めての更新を行いました。
取得をした当初は、従業員の環境意識を高めるきっかけにしたり、省エネによるコストダウンを図ったりと、それなりにメリットがあったのですが、現在ではこれらの行動は完全に形骸化してしまっており、維持・更新をする手間だけがかかっている様に思えます。
弊社は消費者向けのインターネットサービス会社で、取引先からISO14001の取得圧力を受けることはなく、営業上必須ではありません。ISO14001を取得する企業も増え、取得していることで差別化が図れるというメリットも、次第に薄れているように思えます。
この様な場合、ISO14001を放棄してしまっても問題は無いでしょうか。またメリットとデメリットとして、どのような事が想定できるでしょうか?
※この質問は、ユーザーの方から事前にいただいたものを、専門家プロファイル が編集して掲載しています。
All About ProFileさん
回答:2件
田邉 康雄
経営コンサルタント
52
今すぐ審査機関へ「放棄」を通告しましょう。
''ISO14001''審査主任審査員(Lead Auditor)資格をもっている田邉康雄です。この資格は、これをもっていないと''ISO14001''取得希望の企業を訪問して登録のための審査を実施することが許されない、そういう資格です。すなわち「業務独占資格」のひとつです。
―― 御質問者は、流行に乗って取得したことを後悔されている現状であると拝察しました。では''すぐにでも審査機関へ「認証書を返す」と通告''されることをお勧めします。
現在多くの企業が「認証書を返す」という行動に出ておられますから、この考え方は至極妥当です。その際、審査機関に伺いを立てることは不要です。一方的に通告すればよいのです。
御質問に対して端的に回答すると以下のようになります。
―― メリット
無駄な経費が節減できる。
―― デメリット
販路を拡大する際に支障となる。
私は、''ISO14001''の有効活用法を知っています。有効活用法を教えるコンサルタントです。もしも取得を継続してみたいとお考えになるならば、御連絡ください。
その前に私のホームページを開いて''ISOマネジメントシステム''に関するページやブログを見てください。
西村 茂樹
経営コンサルタント
9
デメリットはそんなに気にする必要なし
>現在ではこれらの行動は完全に形骸化してしまっており、維持・更新をする手間だけがかかっている様に思えます。
御社の場合は、お客さんからの圧力もないようですし、消費者にISO14001を取っている(環境に配慮している)とPRする必要が無いため、登録を維持することを辞めても大きな問題は無いと思います。
■メリット
これからISO14001の審査のことを考える必要もなくなります(笑)。またそれに関わる経費(審査代、人件費等)も削減できます。
■デメリット
ISO14001は環境という切り口ですが、”結局は無駄を省こう”ということですから、従業員の皆さんが「会社の無駄を無くそうという意識が薄れる可能性がある」ことかもしれません。
(現在のポイント:-pt)
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