対象:不動産売買
回答数: 1件
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入居予定の物件で、溶融スラグコンクリートが使用されていることが判明しました。
主要構造部分に使われている棟は、売主より契約解除となりました。
しかし、主要構造部分以外の使用については、今後国交省の指導による是正工事はありますが、予定通り入居できることになっています。
私達が購入した物件はこれにあたるので、入居は可能ですが、希望者は手付金返金で、契約解除できます。
売主からは、この問題の状況説明などは詳しく受けています。今後このコンクリートが原因で起きた現象は全て売主負担で無期限で改善する、定期的なチェックも行うといった保証もつけられています。
売主からの誠意は感じられる状態です。
主要構造部分以外なら、それほど安全性に心配はないと思うのですが(甘いでしょうか?)、入居をためらう気持ちがあります。ひとつは契約解除で入居者数が激減したら?また今後再販しても定価では販売できず、格安になるのでは?管理・修繕費の増加は売主が負担する、との回答があったのですが、本当に永久的にそうなるのか?など、これからどういた不具合が出てくるのか、先が見えなくて不安です。
物件自体は大変気に入っているので、簡単に解約も決められず、悩んでいます。
ご助言頂ければ幸いです。
tomoharuさん ( 神奈川県 / 女性 / 40歳 )
回答:1件
JIS規格外の生コン使用
アネシスプランニングの寺岡と申します。宜しくお願いします。
ご質問の件ですが、この問題は、マンション建設の生コンがJIS規格に適合していないとして、建築基準法違反があった件ですね。
ここに使用したコンクリートが原因かはわからないようですが、コンクリート内部の膨張圧で表面がはがれるポップアウト現象というものも現れていると聞いています。
こうした状況から、マンション自体の価値はやはり通常のものと比べると下がると思われます。
コンクリートはご承知のように、経過年数にともなって劣化して行きます。そのため、劣化の進行を防ぐ意味合いもあって修繕を行っています。
ですから、仮にこのマンションに住んでも、経年変化により建物がどうなるかは見通しできないと思います。もしかすると修繕に莫大な費用がかかる可能性も秘めている訳です。
数年前のヒューザーの耐震偽装の件にしても、結局のところ居住者が費用を負担して建替していることをかんがみると、今回の件も最終的には、購入者に負担が発生する可能性はないとは言えないでしょう。
個人的には、不動産購入には、数年後に売却しても購入金額からの目減りが少ない、資産価値のあるものを選択されることをお勧めしています。
最終的にはご自身の判断とはなりますが、一つの提案として、一度解約をされて国土交通省の指導による業者の対応をみることとし、問題の解決後に再度購入をされてはいかがでしょうか?
できるだけご自身のリスクを軽減することをお勧めします。
以上、ご参考になれば幸いです。
詳しい説明が必要でしたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
宜しくお願い致します。
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回答専門家
- 寺岡 孝
- (東京都 / お金と住まいの専門家)
- アネシスプランニング株式会社 代表取締役
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tomoharuさん
再度お伺いしたいのですが・・・
2008/08/06 15:59ご回答ありがとうございます。
もう少し質問させて頂けますか?
売主は、ポップアウト発生については無期限対応すること、また構造耐力上主要な部分のコンクリートについては瑕疵担保責任期間を20年に延長、主要以外のコンクリート部分については瑕疵担保責任期間を10年まで延長を約束しました。
こういった補償がつけられても、将来購入者に負担がかかってくる可能性はあるのでしょうか?
tomoharuさん (神奈川県/40歳/女性)
(現在のポイント:-pt)
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