3階建住宅の高さ

アネシスプランニングの寺岡と申します。宜しくお願いします。


ご質問の件ですが、ハウスメーカーが提案している3階建の住宅は、殆どが高さ10m以下で設定されています。
例えば、天井高は2.4Mで建物の最高高さは9.9Mといった具合です。
鉄骨系メーカーの多くは、勾配屋根の形状にせず、フラットの屋根形状で3階の居室の天井高も確保され法的にもクリアーできます。
木質系の場合は、やはり勾配屋根の形状になりがちで、3階の天井が少し低くなり居住性は悪くなるようです。

こうしたことは、10m以上になると法的な規制が多くなり、ハウスメーカーの商品としては成り立たないことになってしまうからなのでしょうね。
ただ、構造や性能といった点では確実に実績がある訳で、建てる側としては安心材料ではないかと思います。
最近ではデザインなどもよくなり、外壁なども光触媒等の利用でメンテのかかり難いものになっています。

都内の第1種低層住居専用地域では、通常の北側斜線より厳しい第1種高度制限という高さ制限と日影規制がかかると思います。
北側が6M程度の道路であれば、この用途地域でも比較的3階は建てやすい状況になる場合もあります。
しかしながら、敷地の状況とか近隣との係わり合いでうまく行かない場合もありますので、各ハウスメーカーから提案を受けることをお勧めします。

実績のない営業や設計担当者に当ると、プランの提案や近隣との交渉、着工後のトラブルなどで結構もめることがありますので、そうした点もご自身で見極めることも必要と思われます。


以上、ご参考になれば幸いです。

詳しい説明が必要でしたら、お気軽にお問い合わせ下さい。
宜しくお願い致します。




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他の建築家の方が書いているように問題はないと思いますよ。
また確認申請業務もハウスメーカーなら、メーカーサイドで責任を持って
やってくれると思います。

ただ、そういったことに疎いメーカーもたまにありますから、「法的に
適正な形で3階建て住宅の設計は十分可能ですか?」「確認申請も含めて
責任をもって対応していただけますか?」などの確認を取ってみてください。

また条件付の土地だと、選択肢が限定されがちですが、メーカー以外の選択肢も
あると感じているようでしたら、建築家の設計も一つの選択肢に入れられて
無料相談などで建築家の人に接するのもいいかも知れませんね。

分からない事がありましたらいつでもお問合せしてください。

八納啓造 拝

志田茂建築設計事務所 志田と申します。

用途地域が第一種低層住宅地域ですと、第1種高度斜線という北側斜線の制限がかかります。
敷地が狭い場合には、かなり厳しい制限となります。

その土地の近辺に3階建てがあれば見ていただくとわかりますが、北側が斜めに削られているような形になっていると思います。屋根が三角になります。

天井高さを2.4mとるには、(梁の寸法によりますが)2.7〜2.8mほど が「階の高さ(階高)」となります。

1階床の高さを0.5m、階高2.75mとすると3階の梁までの高さ(軒高)が8.75mです。
後は屋根をどうするかで変わりますが、10m以下にします。

一般的な住宅メーカーでも建てられると思いますが、、、詳しくは直にご相談なさってみてください。

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天井高さ2.4mが標準のように考えられていますが、3階建てにする場合、それ以下にしないと全体の高さの関係できつい場合があります。それは十分ご理解の上、ご検討してくださいね。

私のところで今やっている3階建ての家は、1階約2m(車庫なので)、2階2,4m、3階2.3mです。

部屋すべてが同じ天井高さでなくてもよいわけで、めりはりをつけて考えてみてください。

10メートルの高さがあれば、3階建てはどこのハウスメーカーでも大丈夫でしょう。

但し、建物の大きさにもよりますが屋根の形が片流れや、勾配のきつい屋根が希望なら10mは越えてしまう可能性があります。

私の設計では天井の高さが2,2mもよく設計しますが、3階までの階高は7,6mです。
それでも建具の高さや開口部を工夫したり一部吹き抜けをつくったりし、天井の低さを感じさせないようにしています。

第一種低層住宅地域は良好な住宅地域ですから、3階建てならなおさら法的制限も厳しいはずです。

出来ればハウスメーカーに頼む前に、区役所で法的チェックをし、建物のボリュウムを調べておくておく事も、家を建てる側として大切でしょう。


分からないことがあれば事務所にご連絡下さい。