うつの副作用について

心と体・医療健康心の病気・カウンセリング 2008/07/20 23:20

今、通院中です。うつ病の再発です。去年の今頃、うつになり２ヶ月休職しました。その時、一番ひどい状態でパキシル
４０mg、ノイオミール２０mgでした。「眠気」がきつくて
「何とかしてほしい」と主治医に伝えて１年かかりパキシルがなくなり、ノイオミール２０mgを飲み続けていたところ、
二度目の「うつ」になり現在休職しています。７月７日からノイオミール３０mg、パキシル１０ｍｇを処方されました。
が、今までになく「眠気」がひどく、午後２時すぎまでウダウダ寝続けてしまい・・午前中は何もできないまま毎日が過ぎてしまいます。「眠気」が強いと主治医に話したら「今月中は寝てればいい」と言われてしまいました。主治医とは７年の通院で信頼はしているのですが、考えてみたら薬の副作用の話をされたことがないと気づき、このまま他の神経科を受診しなくていいのかと不安になり問い合わせさせていただきました。副作用が先に出て薬の効果がまだ出ていない状態だとは思いますが、今はこの「眠気」がゆううつの１つとなってしまいました。「焦らず現状を受け入れる」気持ちになれず、苦しいです。次の診察日まで１０日以上あり、主治医にも聞けず悩んでいます。なるべく「眠気」がない薬に変更してもらいたいのですが、主治医に何と話したらスムーズに話が進みますか？信頼関係が崩れそうで心配です。

非公開さん（神奈川県 / 女性 / 42歳）

回答：1件

専門家

茅野分
精神科医（精神保健指定医、精神科専門医）

抗鬱薬の副作用

2008/07/21 13:09 詳細リンク

パキシル・ノイオミール(一般名マプロチリン、商品名ルジオミールの後発品)を服用されているものの、眠気が強く、主治医に相談できず、ご心配とのこと、心よりお見舞い申し上げます。

パキシルはセロトニン系の抗鬱薬、ノイオミールはノルアドレナリン系の抗鬱薬で、抑鬱症状が改善しない時には両者を併用することがよくあります。但し両者とも眠気を生じることがあります。

眠気を生じにくい薬としては、セロトニン系ではゾロフト、ノルアドレナリン系ではアモキサンが有名です。つきましては「インターネットなどで調べてみたのですが･･･」と前置きして変更をお願いしてみてはいかがでしょう。

私の診療においても、最近では患者様よりインターネットの記事をプリントアウトして持参され、診断・治療を再検討されることが少なくありません。時には私が知らないこともあり、患者様から教えていただくこともあります。

7年間も通院され、信頼されている主治医でしたら、正直にお話してみてはいかがでしょう。それを快く受け容れてくれるのが精神科医だとも思います。どうぞお大事にして下さい。

銀座泰明クリニック