洗い出しの仕上がりについて

宇佐美と申します。ご質問の件ですが洗い出し仕上げに使用する石(種石と言う)はさまざまな種類があり大きさや色も石の種類によって違ってきます。それらの中から用途や好みに合った種石を選んで施工するものですから工程を2回に分けて施工しても同じ種石を使っていれば同じテクスチャーに仕上がると考えられます。ご質問の内容からして1回目と2回目で異なる種石を使用したのかも知れません。意図的にそうするのならありかもしれませんが そのような指示をしていなければありえないことのように思います。
工程を分けることで種石の大きさや色が変わってしまうと言う理由について今一度確認してください。

(株)野平都市建築研究所の野平(ノヒラ)と申します。
洗い出し仕上げはタイルなんかよりその風合いが好きで,私もよくやるのですが、洗い出し仕上げのやり方は業者によって多少違う様です。
モルタルに種石を混ぜて塗り込み、その上にコンクリート遅延剤を塗って表面にビニールシートを密着させて一日養生し、翌日、洗い出してゆく、というのは結構,丁寧なやり方で、密実ないい仕上がりになります。(写真上)
しかし、一般的にはモルタルを塗った上に種石を伏せ込んでゆく、あるいは、路盤となるコンクリートの打設の時にその表面に種石を伏せ込んで、乾き具合を見ながら洗い出してゆく、というやりかたをします。腕のいい職人さんなら、これでも結構仕上がりは奇麗です。(写真下)
洗い出しは「職人さんの腕次第!」というところがあります。

ご質問の件ですが、私も先の回答者と同じ意見です。
洗い出しに用いる種石は、その石の種類や色、大きさを揃えたものを使いますので、2回に分けたからと言って、その種石の色や大きさが違うなどということは考えられません。やはり違う種石が使われてしまったのだと思います。
一度やり直してもらった、とのことで、もう一度,やり直して、というのは業者も嫌がるかもしれませんが、今一度、種石を確認してやり直してもらった方がいいのではないかと思います。