壁紙を貼る

ひさひさ様へ、はじめまして。古未来工房の藤倉静子と申します。
壁の仕上げを御自身でしてみたいとのこと。

大きな壁紙を、上手に皺無く貼るのはなかなか難しいかと思います。

およそ30センチ×40センチほどの小ぶりの手すき和紙などは
一人でも十分張ることは可能かと思います。

ただ、石膏ボートの下地処理までは工務店さんにお願いして、
工務店さんに了解を得てから御自分で貼ってみてはいかがでしょうか。
一部屋全部でなくてもアクセントとなるよう1面のみでも素敵になります。

古未来工房でも時々手漉きの和紙をでんぷんのりで施主も含めて
みんなで協力して貼ることもあります。
家づくりに参加していることで、お住まいになられてからの
愛着心もひとしおとなることでしょう。

古未来工房

ご質問拝見いたしました。壁紙に襖紙や、障子紙という事ですが、ちっとも変ではありません。今日本的なテイストがブームでそういうテイストや、雰囲気のご希望が増えています。
川島やサンゲツなど、壁紙やカーテンメーカーにご相談ください。障子紙風のものや、襖風の壁紙がありますよ。きっとご希望にあったものもあると思います。また、タペストリーなどをそういうものにすると、グットモダンな味がでます。
ただ、ほんものの障子紙や襖紙は建具用のもので、壁紙ほどの耐久性や防汚機能がありませんので、そのまま張るのはおすすめできません。後で、破れたり、はがれたりして、汚くなってしまうでしょう。壁紙として作られていて、なおかつ日本的なものの中からお選びいただいたほうが、無難です。
いかがでしたか、ごさんこうになりましたか?グット素敵なお部屋を作ってくださいね。

ひさひささんがお気になさっておられますように
「それぞれの役割を無視したひどい思いつきでしょうか。」ですが

私達の事例でお施主様のご家族(4人のお子様小学生君)が
リビングの一つの面の壁を、
ご家族で珪藻土を左官道具で施工なさいました。

その姿が微笑ましく、楽しそうに
家創りに参画していただいたようです。

大切な思い出になることがありますし、このように
お施主様も参加されることも事例としてはあります。

このように事前のその「想い」を伝えてなさると
ひどい思いつきではありません。

こんな想いでこのような物を貼ってみたいと率直に伝えられると
良いと思いますし、
可能な限り前後の工程も勘案していただけるでしょう。