対象:住宅設計・構造
土地購入について質問です。日当たりがとても心配です。
購入予定敷地
場所 県南
北西5.92m公道に隣接する
間口 8.5mの43坪 建ぺい率60%容積率150% 第一種低層住宅専用地域
南に二階建ての建物があるのと、西に家が立つ予定
東(北東〜南東)の土地は今のところ空き地ですが
いずれ家が建つそうです(東の土地は北東5m公道隣接)周りにはさまれる状態になるのでとても心配です。
駐車スペース2台と日当たりが絶対条件です。
今日中に決めなければなりません。よろしくお願いいたします。
コンベックスさん ( 千葉県 / 女性 / 34歳 )
回答:3件
鈴木 克彦
建築家
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土地を見ないと何とも言えませんが…
コンベックスさんこんにちは。
「今日中」とのことで、かなり焦っておら得るご様子。
土地を見ないと何とも言えないのですが、一般論で、下記の様なことが言えます。
「日当たり」と言うと、「南面」をイメージしますが、実はそう単純ではありません。
ご存じの通り、日本では、夏は日が高く、冬は低いです。
太陽の登る(沈む)位置も夏と冬では異なり、結果として、夏は、屋根面が一番太陽の熱を受け、次いで東西面、日中は太陽が高いため、南面は実はさほど熱量を受けません(北面とそう変わらない程度)。
対して冬は、南面が一番熱を受け、次いで屋根面、東西面の順となります。冬は北面には日が当たりません。
こんな事を思いつつ、回りの形式を思い浮かべてみると、違って見えるかも知れません。
また、天窓は通常の窓の三倍ほどの採光(日当たり)を得られるので、設計の工夫で明るい家は可能かも知れません。
いずれにしても、焦りすぎて失敗なさらない様に、じっくり検討することをお勧め致します。
中村 雅子
建築家
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光の入れ方はプラン次第です
こんにちは、?タジェールの中村です。
間口8.5x奥行き16.7mの南北に長い敷地のようですね。
道路側に車分セットバックして建物を計画すると
残り≒11mです。
''延べ床面積''がどの程度、必要かにも拠りますが
単純に南庭の奥行きを5mほど取るー>1層10坪ほど
北面が道路なので北側斜線制限に有利で
3階建ても計画可能なようです。
南面に庭を取るか、''中庭形式にして光を下まで''
''導きプライバシーを守るプラン''もありそうです。
結局は''プラン次第で日当たりを確保する''ことは
十分可能な敷地だと思います。
仮に3階建てとなると『構造や予算に関係』してくる
と、思いますので、一度 建築家にラフプランを
起こしてもらい土地購入が理想です。
ついでに''地盤''のことも調べられると良いです。
''土地は高い買い物ですから''
森岡 篤
建築家
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第一種低層住宅専用地域は、最も日当たりのよい地域
コンベックスさんこんにちは
パルティータ建築工房の森岡と申します。
第一種低層住宅専用地域は、全ての用途地域の中で、最も制限が厳しい、つまり最も日当たりの良い用途地域です。
周囲隣地は、仮に現在空き地だとしても、住宅を建てこれから何十年も住むことを考えれば、いずれは家が建つ可能性があり、建った状態で検討すべきです。(どの土地であっても)
そのように考えると、制限の厳しい第一種低層住宅専用地域といえども、1階が常に日当たりが良い敷地というのはありません。
日当たりだけを考えれば、南側接道の敷地の方が良いかもしれませんが、プライベートな庭をつくるには不向きだったり、一長一短です。
敷地の形状、向きにより、日当たりの良い場所、時間帯が変わってきます。
パブリックな居間や食堂にできるだけ長く日当たりを確保するには、パブリックエリアを2階にすることが考えられます。
このように、設計的な工夫で、より日当たりを良くすることができます。
間口8.5mで奥行きは16〜17mということですね。
一般に正方形の土地が好まれている傾向がありますが、むしろ少し長方形で細長く短辺が接道の方が、落ち着いた庭がとれ、良い家をつくりやすいです。
候補の土地は1:2に近く、とても良い形の土地と思います。
他の条件はわかりませんが、日照的には問題ないと考えます。
参考にしていただけましたでしょうか。
(現在のポイント:-pt)
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