無駄吠えの理由としつけ方法

犬がその行動を高めるのは、
「いいことが起きている」か「嫌なことがなくなっている」かです。

外飼いであれば、「客人や通行人を見て」吠える行動の結果、かまってくれる（＝いいことがなくなる）、あるいはいなくなる（嫌なことがなくなる）、ということが起きていると言うことです。

多くは後者です。

ちなみに、庭で放し飼いという飼い方であれば、吠えるようになって当然とも言えます。

昔はそう育てて、みんな番犬に育てていったのですから。

しつけの方法に関してですが、
犬の１歳は人間の１７歳です。

17歳の人間が行動に問題があるのと同様です。
実際はその犬を見ないと適切なアドバイスは出来ません。
少なくとも、こうすれば即解決などといったことは、ないとお考え下さい。

飼育環境見直し、しつけ教室などに通われての「系統的かつ継続的」な行動改善のためのトレーニングが必要と考えてください（単発のしつけ教室には意味がありません）。

ぜひ専門家に直接見てもらうです。

それまでは、実害（近隣の苦情など）が起こらないように、室内でのクレート待機時間を増やすことです。

ＳＥＣＯＭのＴＶＣＭをご覧になったことはありませんか？
サラリーマン風の男性が庭で「誰？誰?」と不安そうに駆け回っているものです。番犬を擬人化したものなのですが、ご相談のゴールデンがやっているのはまさにこれだと思います。

庭での離し飼いはその状況から、必然的に「誰か来たら知らせてね」「家を守ってちょうだいね」と犬に仕事を与えてしまいます。
犬は敷地内を見回り、外に人の気配を感じると吠えるようになります。

上記のＣＭでは、家がＳＥＣＯＭに入ることで犬がリラックスするのですが、とにかく、このゴールデンに「安心感」を与えてあげることが大切です。

一番分りやすいのはきちんと居場所を与え、そこで休ませるようにしつけをすること。

外で鳴き続けるということですので、少しでも静かな場所、落ち着ける場所があればそこに、無ければ家の中で休ませるようにすると良いと思います。