対象:マッサージ・手技療法
自分は以前、バスケをしていて、脱臼と、それに伴う右膝の内側靭帯損傷及び半月板損傷を経験しました。
手術をしたものの、経過は思わしくなく、膝の可動域は元のようには戻りませんでした。
元々膝の皿が緩く、指で押さえるだけでぐるりと回るような状態だったのですが、それ以来、ことあるごとに脱臼と靭帯損傷が起こりました。
(二度目の脱臼の際に、一度目に行った手術の縫合部分も再断裂し、それ以来手術はしていない状態です。)
先日、ふとしたことでまた軽く脱臼をし、何時ものように膝が腫れたのですが、今回は腫れは退いたものの、痣が酷く、90度以上曲げようとすると激痛が走り、歩行時の膝崩れに似た症状も稀に起こります。
温湿布と膝用のサポーターをして、騙し騙しやっていけているのですが、やはり医者にかかるべきでしょうか?
※この質問は、ユーザーの方から事前にいただいたものを、専門家プロファイル が編集して掲載しています。
紫原さん ( 香川県 / 男性 / 20歳 )
回答:1件
為ヶ谷 祐太
理学療法士
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繰り返す膝の脱臼について
ご質問ありがとうございます。
私は整形外科クリニックで勤務しています理学療法士の者です。
バスケで膝の脱臼をして靭帯と半月板の手術を行ったのですね。その後反復した脱臼と膝の腫れや可動域制限があるのですね。
ことあるごとに脱臼してしまうということは、それだけ膝が不安定になっている証拠だと考えられます。そのため、整形外科を受診してまず自身の膝の状態の確認する必要があると思います。
また靭帯などの組織を損傷による構造上の不安定性と手術後再断裂や膝折れなどが見られるということで筋力不足などによる機能面での不安定性があると考えられます。
前者は怪我によるためしょうがない部分ではありますが、後者はリハビリで改善することができると思います。
単に膝の筋力をつけるだけでなく、柔軟性や足首・股関節などの機能、姿勢・歩き方やバスケ中の動作などを評価して障害予防をすることが大事になります。
お近くで理学療法士が在住する整形外科があれば受診してみると良いと思います。
(現在のポイント:-pt)
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