対象:住宅設計・構造
地盤調査の件で教えて下さい。
HMが依頼する調査会社がSS方式で調査を行います。
私は調査会社=改良会社と思っていたのですが違うようでして
説明では調査会社から調査後(改良有り無しに関わらず)HMから地盤保障会社3社にて保障の見積もりを出し改良工事を行うみたいです。
担当営業から「両隣の地盤保障会社は怪しいので3社見積もりをします。建売業者はSS方式で地盤が悪いデータが出ると改良費が出るので若干外して再調査を行い改良無しで行うのが殆どです」との事。
それを逆手に取るとHMのSS方式では地盤が悪いとこを探して調査するのかなと不安になりました。
何故かと言いますと調査もしていない段階で「改良費は40万になります」と言ってきたのでHMで建てる家は改良は必ずしないと行けないと思っていました。
仮に改良不要な土地に改良を行うって変な話だなと・・・。
両隣の地盤保障会社が怪しいとか言う営業もどうなのかなと・・・。
地盤調査が行う日時を教えてもらって立会しようと思っています。
シャンクスさん ( 大阪府 / 男性 / 27歳 )
回答:2件

久和 幸司
建築家
-
地盤調査は
amgrrow の久和幸司と申します。
SS方式の調査の場合、調査ヶ所は敷地に対してご計画の建物の配置によります。
簡単に書きますと建物の中心と角の部分の数カ所を調査します。(わかりやすく言いますと四角形の1ヶ所だけ角の地盤が軟らかければ傾きますよね)
通常は調査データーによって地盤改良が必要かどうか、又どの様な方法かを検討します。
ただ、費用もかかる事なので私共の場合は、近隣データーを参考にして改良費がもしかして必要になるかも知れないと、お話しを事前にさせていただいております。
建売業者がそのような事をやっているのかはわかりませんが、もしご不安でしたら地盤保証の保険もありすし、調査データーを第三者の設計士に判断して頂くのも一つの方法かも知れません。
株式会社アマゲロ 久和幸司設計事務所
http://www.amgrrow.com
評価・お礼

シャンクスさん
2012/07/28 00:53お返事が遅くなり申し訳ございませんでした。
剛性ベタ基礎で改良無しで結果が出ましたが再度表層改良の提案もありました。
理由は2社中1社が表層改良必要と出ておりまして調べてみると厳しい保障会社であり
その保障会社は止めて違う保証会社で行いました。
保障会社で基準が違うみたいですね。
御回答ありがとうございました。

中舎 重之
建築家
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地盤調査とは
地盤調査には、SS試験調査とボーリング調査があります。SS試験調査は深度10m以内で、建物が比較的に規模が小さく軽い物(木造住宅2~3階建て)が対象です。ボーリング調査は深度10~60m位迄の本格的調査です。建物は規模はさることながら重い構造(鉄筋コンクリート造、鉄骨造3階建て以上)のものが対象になります。さて、本件のケースで当方が異様に感じている事を記します。このケースの建物が木造住宅とします。俗な言い方をしますと、平屋建てなので地盤調査は必要なし。3階建てなのでSS試験調査を行う。結果として、地盤改良とか、回転式貫入鋼管杭とか、深い基礎でOKとかの判断をします。
判断は建物を設計する建築士の専権事項です。判断をするのがお客様でも、調査会社でも、改良会社でも、保証会社でもあってもならないのです。建築=建設の原点に戻り、根本から考え直して下さい。
以上です。 2014.5.11 中舎重之
(現在のポイント:-pt)
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