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脳のいたずら
脳の働きから、人間の行動、言語活動を研究しております。
その見地から、ひとつの解釈法を書いてみます。
脳はときに「いたずら」をして私たちを迷わせます。
思わず出てくる想像や、夢もその「いたずら」だという説が、最近の科学者の中で注目されています。
例えば「夢」。
「なぜ夢を見るのか」のひとつの解釈法は、脳細胞のランダムな信号です。
睡眠にはREM睡眠とNONREM睡眠があります。
夢はREM睡眠中(脳の運動機能は停止中。 他の部分は起きているときのように活発に作動中)にみると考えられています。
(夢の中で追いかけられてもなかなか思うように逃げられないのはこのためです。)
REM睡眠時に起きている脳は盛んに信号を飛ばします。
信号の内容は、本人が寝ているわけですから、外からの刺激ではなく、脳が覚えている記憶になります。
手当たり次第に記憶を信号で送り、それを脳が勝手に解釈して(ランダム信号ですから、意味不明です)、それが夢になると思われています。
仕事で気になっていることが妙なシーンになって現れて来るのもこのせいかも知れません。
こんな「脳のいたずら」が覚醒時にも起こっている可能性がありますね。
過去に「気持ち悪い~」と思ったことがかなり鮮明に脳に記憶されているのでしょうか。
それが「脳のいたずら」で蘇って来てしまっているのかな?
「脳のいたずら」にもこっちも「仕返し」してみましょう。
寝る前に、「楽しい夢をみるぞ~」と楽しいことをいっぱい考えてください。
「絶対夢をみる」と脳に宣言して。
その夢は、またしても脳のランダム信号に邪魔されて、妙な夢に変わるかもしれません。
しかし、脳はその強制的に覚えさせた「楽しい」ことはどこかにしまっているはずです。
結果、今度一瞬の想像が現れるときにも、その「楽しい」ことが混ざってくる可能性もありますよ。
多くの研究者たちが、色々試している「いたずらへの仕返し」です。
アイディアにつまったときなどに、それをうんうん考えながら寝ると「ひらめき」があるかどうかなどを実験しています。
過去の大発明など、結構こんな「ひらめき」から生まれているものがありますよ。
試してみてください。
「脳のいたずら」には「いたずらで仕返し」。
GOod Luck.
回答専門家

- 大澤 眞知子
- (クリティカルシンキング/バイリンガル教育)
- Super World Club 代表
Be Bilingual
カナダ在住。カナダからオンライン講座カナダクラブ提供。留学生へのアカデミックサポート(エッセイ指導)留学希望生へのアカデミック準備 (Reading, writing, エッセイ基本)Critical Thinking指導、最新の理論に基づくBilingual Education特別提供中。
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