対象:心の病気・カウンセリング
私の彼氏は強迫性障害なのですが
どう対応したらいいのかわからないときがあるで教えてほしいです。
○運転すると人をひいてしまったかもしれないと不安になるそうで、私に運転を頼むのですが、自分で運転してみたら?といったほうがいいのか、望み通りに運転してあげるほうがいいのか?
○手を無駄にあらったり、確認行為などは、とめたほうがいいのか?見守っておくだけがいいのか?
○不安になることが嫌だから、不安になりそうなことはしたくないと言うのですが、あえてやらせたほうがいいのか?
○私が彼氏の病気の治療に一番してあげれることはどんなことか?
ちなみに、彼氏は22歳の社会人です。
休みは土日が休みで、まだ完全には仕事に慣れていません。
4月から社会人となって、それまでより症状がでやすくなりました。
回答よろしくおねがいします。
はるこんさん ( 宮崎県 / 女性 / 23歳 )
回答:2件
彼に行動療法を扱っている病院の受診なりカウンセリングを勧められてはいかがでしょうか
はるこんさん
はじめまして、心理カウンセラーの田尻と申します。
> 休みは土日が休みで、まだ完全には仕事に慣れていません。
> 4月から社会人となって、それまでより症状がでやすくなりました。
もしかしたら慣れない仕事がストレスとなっているのかもしれませんね。
> ○運転すると人をひいてしまったかもしれないと不安になるそうで、私に運転を頼むのですが、自分で運転してみたら?といったほうがいいのか、望み通りに運転してあげるほうがいいのか?
> ○手を無駄にあらったり、確認行為などは、とめたほうがいいのか?見守っておくだけがいいのか?
> ○不安になることが嫌だから、不安になりそうなことはしたくないと言うのですが、あえてやらせたほうがいいのか?
(あくまで推測ですが)いずれも彼に強い不安を生じさせる可能性があると思われます。
> ○私が彼氏の病気の治療に一番してあげれることはどんなことか?
はい。私の知る限り行動療法の一種の暴露反応妨害法という心理療法が強迫性障害には有効なようです。
ですから彼に行動療法を扱っている病院の受診なりカウンセリングを勧められてはいかがでしょうか。
なおその際は、はるこんさんも一緒に行かれた方が主治医やカウンセラーの方から具体的な対処方法のアドバイスを受けられると思われます。
その方がより「個別的な」アドバイスが受けられるでしょうから、Q&Aなどで得られる一般的なアドバイスよりもより役に立つと思われます。
※もし既に彼が病院の治療なりカウンセリングを受けられているのでしたら、一度はるこんさんも同席されてみてはいかがでしょうか。
きっと役に立つアドバイスが得られると思います。
以上、何かのご参考になれば幸いです。
補足
最後に手前味噌で恐縮ですが、私のカウンセリングと夢分析・自己分析のHPについてご案内させていただきます。
もし私で何かお役に立てそうなことがございましたら、どうぞ何なりとご相談いただけますでしょうか。
では、くれぐれもご自愛なさってください。
心理カウンセリングの部屋
http://oneiromancy.holy.jp/blog/
夢占い・夢診断・夢分析の部屋
http://dream-seeker.holy.jp/blog/
自己分析
http://self-analysis.secret.jp/blog/
評価・お礼
はるこんさん
回答ありがとうございます。
今度、一緒に病院に行く予定なので
いろいろ聞いてみます。
田尻 健二
はるこんさん
コメントありがとうございました。
> 今度、一緒に病院に行く予定なので
> いろいろ聞いてみます。
はい。良い結果につながるように願っています。
では彼ともども、くれぐれもご自愛なさってください。
P.S.強迫性障害に対する行動療法とは全く別のアプローチを思い出しましたので補足させていただきます。
具体的には彼に強迫症状や回避行動が生じた時に、強迫性障害に関することとは「別のこと」で彼が(できれば一番)「嫌がること」を、はるこんさんにしていただくという方法です。
理屈としては「そんな嫌な目に遭うぐらいなら強迫性障害の症状や回避行動を止めた方がまだマシ」と思えて症状や回避行動が治まるというものです。
もし行動療法などでは効果が思わしくないときには、よろしければお試しになってみてください。
(この方法はブリーフセラピーの苦行療法と呼ばれています)
ただしこの方法も効果がなければすぐに止めていただいて結構です。もしこの方法が元で彼と別れてしまったということにでもなれば申し訳ございませんので。
回答専門家
- 田尻 健二
- (東京都 / 心理カウンセラー)
- 心理カウンセラー・産業カウンセラー・夢分析家
お望みの人生の変化への効果的なお手伝いが私の仕事です
お客様のお悩みの解決や心理的な苦痛の解消・軽減のお手伝いだけでなく、お客様が望まれる人生の変化への効果的なお手伝いができたり希望を持っていただけるようなカウンセラーでありたいと思っています。専門領域は自己愛です。
田尻 健二が提供する商品・サービス
国府谷 明彦
厚生労働省認定 産業カウンセラー
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不安や危険を見極めた上で,あえてやらせることも大切です
こんにちは。カウンセリングルーム聴心館 国府谷です。精神医学や脳神経科学をベースに認知行動療法を中心とするカウンセリングをしています(医療行為は致しません)。
彼にどう対応してあげればよいのか,お困りの気持ち,お察しします。
彼が強迫性障害ということですね。また,仕事に慣れていないことで症状が出やすくなっているようですから,ストレスでより強化されているようにお見受けします。
まず,強迫性障害とはどんなものなのかご説明しましょう。
強迫性障害とは,強い思い込み(強迫観念)が繰り返し生じ,苦痛を予防したり和らげたりするために自分で決めた「決まり」に基づいた行動(強迫行為)を繰り返す障害です。本人は「ばかばかしい」と自覚しているがコントロールができずに行為を繰り返し,支障をきたします。一般的には不潔恐怖と洗浄行為といった組み合わせが多い,とされています。
つまり本人に,その不安・恐怖が過剰で不合理だという自覚があることが特徴です。今回の文面を拝見した限りでは,彼が自覚をお持ちなのか分かりませんが,そういった自覚をお持ちのようでしたら,その不安・恐怖に取り組むことができるかと思います。
実際の対応として,認知行動療法によるERPという治療法があります。水が怖くてプールに入れない人は,どうしたらよいでしょうか?実際にプールに入ることです。彼に必要なのはこうした「恐怖に飛び込む」方法です。
手洗いの場合は,手を洗いたいという衝動(強迫観念)にかられても決して洗わずに我慢するわけです。手を洗いたいという強迫観念のある人にとっては耐え難い行為ですが,あえてそれをしてもらいます。この方法の狙いは,本人が予測している最悪の事態は到底生じ得ないという体験をしてもらうことです。本人が不安回避のための行為(過度の手洗い)を続けている限り,こういう体験はできません。
はるこんさんの具体的な対応としては「不安なことをあえてやらせましょう」ということです。不安のメカニズムを説明してあげた上で,具体的なルールを二人で相談してみてはどうでしょうか。ただし,本人のその時の調子に合わせて判断してください。「避けてはダメ」という毅然とした姿勢が必要かと思います。
なお,強迫性障害そのものの治療については,医師の判断を仰ぐようにして下さい。良い状態となることを願っています。
補足
【強迫性障碍の要件】(意訳)
1.強い思い込み(強迫観念)があるか,強迫観念による行動(強迫行動)かのどちらかがあること
1)強い思い込み(強迫観念)の場合
①くり返して出てくる思いや考え(衝動的なこともある)がおそってくるような感じで
体験され,強い不安や苦痛を感じさせる
②その思いや考えは,現実生活での心配事への過剰な反応ではない
③その思いや考えを無視したりコントロールしたり,何か別の考えで紛らわそうとした
ことがある
④その思いや考えは,外部から強制されたものではなく,自分自身の心の産物であると
わかっている
2)強迫観念による行動(強迫行動)の場合
①くり返される行動または心の中の行為(心の中で行われる行為)で,強い思い込み
(強迫観念)からまたは自分で決めた厳密なルールに従って,その行動をするように駆
り立てられている感じがする
②その行動または心の中の行為は,苦痛を予防したり和らげたり,または何か恐ろしい
出来事や状況を避けるためのものである.実際には,この行動や心の中の行為は,現
実的には,苦痛の予防や和らげには関係が無く,明らかに過剰な反応である.
2.この状態にあるどこかの時点で,自分の強い思い込み(強迫観念)や行動(脅迫行為)が
過剰であるまたは不合理であると考えたことがある
3.自分の強い思い込み(強迫観念)や行動(脅迫行為)が強い苦痛を生じ,時間を浪費し
(その行為に1日1時間以上かかる),または正常な毎日の生活習慣や職業・学校の活動,日
常の社会的活動,人間関係をひどく害している
○カウンセリングや認知行動療法の見地からはいつでもご相談に応じます。
http://www.choushinkan.com/
評価・お礼
はるこんさん
詳しい具体的な回答ありがとうございます。
実際彼は、自覚しており病院にも通ってます。
私も、いろいろ調べて強迫性障害とは、どのような病気かということも
だいだい理解しているつもりです。
やっぱり、彼と一緒に病院にいって、一緒に治療法とか
聞いたりするのが一番ですよね。
曝露反応妨害法など、あるのは知っていますが
やはり医師に相談してから実行の手助けをしていきたいと思います。
国府谷 明彦
はるこんさん,コメントありがとうございます。
そうですね。強迫性障害については,医師の指示に従って治療し,側面からはるこんさんがサポートしてあげるようにするのが一番だと思います。その医師が,認知行動療法に詳しい先生であれば,なお良い形で治療が進むと思いますが,いかがでしょうか?
なお,認知行動療法について,疑問等あればいつでもご相談下さい。All Aboutの専門家へのメール機能をお使いいただけば簡単と思います。良い結果につながるように願っています。
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