対象:新築工事・施工
現在、屋根裏収納の為の部屋をDIYしています。
屋根部分に施工する断熱材で悩んでいます。
我が家は垂木と垂木の隙間が320mmです。(高さは55mm)
ロックウールなどの断熱材で幅が合うものがあればと思いましたが探せず、自分が出した結論は発泡系のスタイロフォーム(IB)でした。
試しに40mm厚のものを購入し、切ってはめ込みましたが、垂木のうち損じた釘などがあり、思いのほか施工に手間取っています。
また、厚さ40mmでは当然15mm程の隙間が生じます。垂木の上からベニア板を貼り付ける予定ですが、この隙間は屋根側に設けるべきか、ベニア側に設けるべきか、或いは50mm厚にすべきかでも悩んでいます。
このままスタイロフォームでいくか、ロックウール系の断熱材を切って使う方が賢いのか、プロのご意見を頂きたく、お願い致します。
弥父さん ( 埼玉県 / 男性 / 35歳 )
回答:3件
重要なことは、空気のリターンを作ることです!
スタイロフォームでもロックウールでも断熱材とし効果はありますが、
現在ではスタイロフォームを推奨する企画認定の住宅が多く見受けられます。、
ロックウールで1mmのの隙間が出ることは、断熱効果から言っても隙間に余計な熱が蓄積されるのでお奨めは出来ません。
スタイロフォームをを選定されたのであれば、プロとしてもやはりその決定を推奨致します。
しかし屋根裏の断熱効果を施しても、
夏場の太陽から受ける熱は想像以上に厳しい状況であることには変わりはありません。
断熱材を入れても屋根裏の温度は蒸し風呂以上の体感温度になるでしょう。
多分40度以上かそれ以上の暑さを感じることでしょう。
そこで必要なことは、空気のリターンをしてあげる必要性があります。
その熱を放出する開口部分があるかないかによって格段の差が出ますから。
出来れば吸気と排気を兼ね備えたような換気扇を付けられることをお勧め致します。
簡易的にするには同じ換気扇を、お互いの取り付ける距離を離して(最低でも1m以上)片方を通常の取り付け、もう片方を逆付けにされれば、簡易的な吸気と排気を得ることが出来ます。
これを、空気のリターンと言います。
現在の住宅では24時間換気システムが義務付けられているように、
空気のリターンが無いと効果は期待できません。
評価・お礼
弥父さん
ご回答頂き、ありがとうございます。
屋根裏の空気入れ換えに対しては策を練ってありました。
排気には24時間運転できるように、ブラシレスモーターの換気扇を設置済みです。
24時間熱交換換気装置が元々設置されており、その送気側の一つを屋根裏に入れるようにして給気についても考慮はしてあります。
屋根裏換気で少しでも2階夏場の温度が下がればと思って検討済みでした。
回答専門家
- 稲垣 史朗
- (神奈川県 / 店舗インテリアデザイナー)
- パウダーイエロー 代表取締役 兼 チーフデザイナー
物販(アパレル系)と美容クリニックのデザインが得意。
店舗のデザインに特化したお悩みを相談してください。デザインから現場施工まで1000件以上の経験がございます。誰に、何を、どの様に、お店を開店したらよいのか?不安な点は全てご相談に承ります。
稲垣 史朗が提供する商品・サービス
どんなスタイルも好みの形でオーダー家具作成のご相談に乗ります
壁面収納等など自分だけのスタイルでお気に入りの家具を素材選びからご相談させて頂きます。
リフォームとは、ちょっとしたアイディアから生まれて来るものです。
少々危険な施工です
垂木とスタイロは同じ高さにしないと危険です。
下から垂木に向けてベニヤ板を貼られると、垂木を屋根下地材と新設のベニヤ板で密閉する事になりますが、そこに断熱材を入れられても隙間があれば、そこで結露すると思います。
上に隙間を作っても、下に作っても大差は無いでしょう。
隙間を無くすか、又はベニヤ板を貼るのは止める事をお勧めします。
試しに、ベニヤ板を貼る前にビニルシートか何かを垂木に画鋲で止めて密閉する空間を作ってみて下さい。今の様な寒暖差の激しい季節でしたら、一週間しない内に垂木が蒸れた様な状態になると思います。
スタイロフォームでしたら、40mmと15mmを合わせてお使いになればと思います。また、垂木との間に隙間が出来ると思いますが、そこもウレタンフォームスプレー等で充填して下さい。
ウレタンフォームは衣服に付くと綺麗に取る事が出来ませんので、汚れても良い服で作業して下さい。
また、ウレタンフォームは吹き付けた時点より3倍程度膨らみますので、余分に盛り上がった部分は硬化した後カッターで削ぎ落として下さい。
回答専門家
- 福味 健治
- (大阪府 / 建築家)
- 岡田一級建築士事務所
木造住宅が得意な建築家。
建築基準法だけでは、家の健全性は担保されません。木造住宅は伝統的に勘や経験で建てらていますが、昨今の地震被害は構造計算を無視している事が大きく影響しています。弊社は木造住宅も構造計算を行って設計しています。免震住宅も手掛けています。
福味 健治が提供する商品・サービス
住宅性能表示制度や長期優良住宅やエコポイントにも対応する、環境とお財布に優しい住まいの提案
関尾 英隆
工務店
2
効果を取るか、手間を取るか
DIYご苦労様です。
効果としては、スタイロフォームのように発泡系の型材の方が断熱性能が高いです。発泡系のスタイロフォームにもいろいろ種類があり、1種、2種、3種があります。3種bが断熱性能が高いです。最近ではホームセンターでもいろいろ扱っています。垂木間に断熱材を嵌めこむ作業は、かなり面倒な作業です。特に小屋裏の狭くて蒸し暑い空間では大変な重労働です。きっちり隙間無く嵌めこむことは難しいので、多少の隙間は許容して、はめ込んでから、現場発泡のウレタンフォームで隙間を充填するのが簡単で、効果があると思います。これもホームセンターで売っています。
スタイロフォームの位置については、屋根側に設置するほうが良いと思います。屋根の野路板との間に隙間を設けると、効果も下がり、結露の心配も出てきます。野路板との間で通気(熱気を抜くための隙間)が取れるのであれば、あえてここに隙間を設けることも考えられますが、DIYでは避けておいた方がよいと思います。
スタイロフォームは高価で、手間もかかるので、耳付きでビニールシートにくるまれたグラスウールを留めるのが簡単です。スタイロフォームに比べて効果は落ちますが、「無いよりはまし」と考えれば、この方法もあると思います。巾は垂木間に丁度合うものがないと思いますが、柔らかいので垂木間に押し込んで、耳をタッカーで垂木に留めて行きます。スタイロフォームと比べると格段に簡単に施工できます。
いづれにせよ、屋根からの熱気を遮断するには、50mm程度の断熱材だけでは難しいです。断熱材を施しても夏場は小屋裏は高温多湿空間になることは御承知置き下さい。
評価・お礼
弥父さん
ご回答頂き、ありがとうございます。
スタイロフォームの種類については調べてありましたが、近くのホームセンターには1種Bしかなく、注文してまで・・とも思って、売り場にあるものにしてしまっておりました。
金額的にも決して安くない建材ですので、3種bまで求めるかと自問自答して出した結論です。
一応、屋根裏の吸排気には策を練っているので何もしない状況よりは温度・湿度の上昇を下げれるのかなと思っています。
いずれにせよ、スタイロフォームでこのまま突っ走る決心はつきました。
ありがとうございます。
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