周辺の将来的な使用用途について

ハッピーハウスの真山(さのやま)です。

まずは対象物件周辺の建ぺい率、容積率、絶対高さ制限を確認してください。
例えば、対象物件が東京都であれば、
　http://www.toshiseibi.metro.tokyo.jp/service_it/index.html
で各種の制限等を確認することができます。

いろいろと細かい規制がありますが、
建ぺい率、容積率、絶対高さ制限の3点がわかれば、
どの程度の建物が建築される可能性があるのかを
ある程度想定することができます。

正直なところ、将来的な周辺の土地利用については、
どうなるのかは分かりません。

例えば、隣地が空地で建築確認が出ているのであれば、
どんな建物が建つのかを確実に把握できますが、
現状使用されている建物や施設の将来について
どうなるのかは全く予想がつきません。

最悪のことを想定するのであれば、
寮と駐車場・テニスコート等の土地の公図を調べて、
一連の土地の所有者を確認します。
同一所有者であれば、まとめて土地が売られた場合に、
実質的にマンション等の高層建物が建築される
可能性があるのかどうかを検討する必要があります。
分譲マンション等は、
ある程度の広さと住戸数が確保できないのであれば、
収益が合いません。

ただ、現実的にはそこまで検討して、住宅を購入する人は
少ないと思います。

今回のご相談は、第1種中高層住居専用地域に限らず、
どの用途地域でも、不動産を購入する際に、
心配されるポイントの一つだと思います。

最終的には、「ブンコザクラ」さんのご判断となりますが、
過度に心配しすぎることもないのではと思います。

少しでもお役に立てれば幸いです。