ストレスは成長の糧!正面から対処し発散+体調管理を
過敏性腸症は腸内の器質的な異常がないにも関わらず、腹痛や下痢等の症状を繰り返し起こす機能性の心身症です。精神的ストレスや過労などが原因とされていますが、腹部の冷えや食生活の乱れ、運動不足などが背景にあることも少なくありません。
仕事と職場にストレスは付き物で、特に新入の若者ならば職務の習得と人間関係の構築の側面から、余計にストレスがかかるものです。それに身内の病気が重なれば、正にトリプルパンチのストレスに苛まれることになります。
しかしストレス源は避けようとすればするほど、より強化されて襲ってくるものです。従ってストレス源を何とか避けようとするのではなく、正面から向き合い上手く対処すること、それにストレスを適度に発散させることが重要です。また同様に日頃の体調管理も大切です。
先ず職場や家庭でのストレスをどう解釈するかですが、各種のストレス源を苦痛の種と捉えるのではなく、将来の成長や幸福の糧、むしろ有り難い存在と捉えては如何でしょうか。実際に成功した人々の伝記を紐解くと、多くの例でストレスや失敗の逸話が登場し、それを乗り越えた美談が語り継がれています。
次に自分の「軸」というものを再構築しましょう。他人にはない、自分だけの持ち味や長所をリストアップします。そしてその持ち味を活かしてどのような活動や貢献ができるか具体的にイメージしましょう。その際は特に制約をかけず自由にイメージすることがポイントです。
さらに上手なストレス発散を心がけましょう。胃腸を鍛える意味でスポーツが特にお勧めです。温泉でゆっくり身体を温めることも有効です。スポーツに限らず良い趣味を持つことで、ストレスに負けないしなやかな心を育むことができます。
意外と大切なのが食生活です。具体的にはこのQ&Aやコラムに頻回に詳述していますが、食生活や栄養バランスの乱れは神経細胞の不安定性を通して、過敏性腸症の増悪要因にもなり得ます。
回答専門家

- 吉野 真人
- ( 東京都 / 医師(精神科) )
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病気を治したり予防するにあたり、いちばん大切なのは、ご本人の自然治癒力です。メンタルヘルスを軸に、食生活の改善、体温の維持・細胞活性化などのアプローチを複合的に組み合わせて自然治癒力を向上させ、心と身体の両方の健康状態を回復へと導きます。
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この回答の相談
初めまして。
私は昨年の4月から看護師として働き出した者です。先輩方からは患者さん・看護学生さんの前で怒鳴られたり、突き飛ばされたり、本人の聞こえるような声で新人の悪口を言い合ったりされてき… [続きを読む]
ひよこナースさん (埼玉県/22歳/女性)
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