対象:年金・社会保険
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確定拠出年金のメリットについて
ranpoloさん、はじめまして。ご質問ありがとうございます。
1級DCプランナーの古井佐代子です。
いただいている情報が少ないのでよくわからないのですが、今まで、お勤めの会社にはなんらかの退職一時金や企業年金のしくみがあって、それを廃止あるいは減額してDC(確定拠出年金)を導入されるのでしょうか?
もしそうだとすれば、毎月の拠出とは別に、今まで企業が掛けてきた分の取り扱いについて、DCに入れるか一時金として受け取るかの説明があったと思うのですが、いかがでしょうか?
今回、この点については触れられていなかったので、毎月の掛金について、給与として受け取る場合と、DCの掛金として積み上げる場合のメリット・デメリットについて説明します。
給与として受け取る場合は、いわば給与の手当項目が1つ増えたようなものですので、その分当然支給額が増えます。使い道は自由ですので、住宅ローンの繰上げ返済に利用することももちろん可能です。
ただし、給与として受け取るということは、所得税・住民税・社会保険料などがその分増えることになります。
DCの掛金とする場合は、一部の例外を除き、60歳まで引き出すことができません。これはあくまでも老後の資金なのです。あると使ってしまうのは人情ですし、余ったら貯金するつもり、では余らないことも多いためです。
また、DCの大きなメリットとして、利息に対する税金がかからないという点があります。ご存知のとおり一般の預貯金は引き出すときに、現行の微々たる金利に、さらに20%が課税されますが、DCの場合これがありません。
一度DCを選択すると、給与受け取りに変更することはできません。
逆は一度に限り可能です。どのタイミングで変更可能かは規約により異なりますので、会社にご確認ください。
補足
つづきです。
住宅資金と老後資金のどちらを優先して考えるかは人それぞれですし、毎月の会社の掛金の額にもよりますので、一概にこちらがお勧め、とはいえません。
ただ、ごくごくざっくり言うと、DCの掛金で住宅ローン分のリターンが出れば、所得税の住宅減税も受けつつDCのメリットも享受できるのではないかと思われます。
ご家族の構成がわからないため、教育資金などがどのタイミングでかかってくるかがわかりませんが、住宅ローンの繰上げ返済は賞与などを利用しつつ、老後資金は確定拠出年金で準備する、というのも選択肢の1つではないかと思われます。
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