対象:住宅設計・構造
ライフスタイルとの兼ね合いも検討材料
ボッテガベルタ太田と申します。はじめまして。
制約の中で最大限の効果を生み出すことも建築の条件ですので、頑張りましょう。
さて、今回のご質問の件は建築そのもののハードな解決と同時にぱたりろさんのライフスタイルが重要な鍵になります。
建築的には
1)日照=南という基本概念を守って、2階リビングで上からの日照を取る。例えば勾配天井からの日差し等もあります。この場合、北側の眺望をかねて南北に抜けた2階LDKような計画もあり
2)実は北側は光が拡散するのでまぶしくなく、落ち着いた光が廻ると言うことで勉強や工房のような作業に向いていますが、大きく開放されて抜けていれば決して暗くはありません。ので、北側重視でリビングを設定してしまう。その場合1階よりは、やはり2階のほうが望ましい。
3)1階であれば、リビング上を取れるだけ吹き抜けをとって上から光を入れる。さらに開放感を演出。ただし、この場合、1坪程度の吹き抜けは効果がないのでできれば4.5帖〜6帖以上は欲しい。などなど、あると思います。
そこで、ぱたりろさんが、生活の中で何を重視し、生活のパターンはどうなのかがポイントです。普段は殆ど夜帰宅、家での時間は土日の比較的短い時間の生活なのか、或いは家での時間を過ごす時間が多く、庭などの手入れなどもされる方であるのか、お子様がいらっしゃるのか、などなどの条件でかなり考え方が変わります。夜型で落ち着いた時間を好まれて、眺望や癒しを望まれるなら北側の眺望を重視し2階リビングにして、日照は勾配天井等の利用で南の上から差し込む陽を取り入れるなどでカバーできます。またガーデニングや庭への陽も検討したい等のご要望がれば、南を空けて1階リビングで吹き抜け等の上からの陽を利用するなどの方法も選択肢になります。
まず、ご自身、ご家族の生活スタイルを十分にご検討されてみてはいかがでしょうか。
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土地を購入し、現在、設計してもらっているところです。よくある、広い土地を手前1区画、後ろは路地状敷地2区画に区切られており、路地状敷地の左側を購入しました。(下図の●の部分)
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ぱたりろさん (東京都/31歳/女性)
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