本気で噛み
犬と上下関係を作ろうと考えないことです。
犬と信頼関係を作るように考えることです。
しゅうさんが飼われている犬は、オオカミの群れの一員として、しゅうさんの家族の迎え入れられたわけではありません。家族の一員として迎え入れられたのです。
しゅうさんの家族は上下関係で成り立っているのですか?
そうであれば、話は別なのですが、現在多くの家族は信頼関係で成り立っているはずです。
例えば、家族から急に腕をつかまれたらどうでしょう。信頼しているから、「何かあったの?」的にそれを感じ取ると思います。でも、信頼していない相手なら「何をするの!」と、その手を払いのけるはずです。
犬がしゅうさんの家族を噛みつくのは「何をするの!」と行動(口でその手をどかせようとしている)を起こしているのだと考えることです。
犬が噛む理由は他のサイトにアップアしていますので、
http://www.animalone.co.jp/magazine/bunbun/12.php
そちらをご参照ください。
また噛みつきに関しては、過去に同様のQ&Aが
http://profile.allabout.co.jp/pf/cando/qa/detail/3308
上下関係に関しても同様のQ&Aが
http://profile.allabout.co.jp/pf/cando/qa/detail/3161
それらもまずご参照ください。
今抱えている問題を解決するためには、飼い主が犬への正しい理解と、犬に何かを教えるにはどうしたらいいかということへの正しい理解が必要です。
それらの理解をするたには、しつけ教室などに通われて専門家のアドバイスをお受けになることです。
大阪には(社)日本動物病院福祉協会認定のインストラクター[[http://www.jaha.or.jp/capp/instructor.htmlが数名おりますので、そちらにご相談なさってください。
※拙著「犬は知的にしつける」[[http://www.amazon.co.jp/gp/product/4902584255/も参考になるはずです。ぜひご一読ください。
補足
犬とは上下関係を作るべき、という考えの根底にあるのは、80年代の海外の犬の行動学で重要視されていた、パック理論から来ています。
そこから、アルファシンドローム(権勢症候群)も導きだされ。飼い主がアルファ(ボス、リーダー)になるべき(そのためは、ソファなどに乗せない、同じ高さで寝ない、食事は飼い主家族の最後などの、無意味な方法も推奨されていました)といった考えも生まれ、実は私も以前それらを信じていました。
しかし、行動学は進化し、それらが必ずしも正しいとは、現在考えられていません。
この辺りの話は
他のサイト「群れの論理にだまされるな」
http://www.animalone.co.jp/magazine/070322_02/index.php
に詳しく記しています。
こちらもぜひ、ご参照ください。
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