対象:企業法務
特に発起人の責任として心配するものはないと思います
- (
- 5.0
- )
やんまーさん
ご質問の発起人の責任ですが、設立後の会社運営については、発起人は責任を負いません。
会社の成立後に会社の運営に関して生じた責任は、役員が負うものとされており、発起人が責任を負うものではありません。
友人の方と会社を設立したとしても、株主にとどまる限りは、出資した財産の限度でしか責任を負いません。
従いまして、特に心配なさることはないと思います。
なお、法律上、発起人は、会社の設立時においては、設立に関して(設立後の問題ではありません)発生した問題につき、いくつかの責任を負うものとされております。
1 現物出資(金銭ではない出資をした場合のこと)財産不足額填補責任
2 会社に対する任務懈怠に基づく損害賠償責任
3 第三者に対する損害賠償責任
4 会社不成立の場合の費用の責任
しかし、ご質問いただいております事情を前提とすれば、普通に金銭で出資をして会社を設立するような場合、設立時にこれらの責任が問題となることもないように思われます。
また、配偶者の方がパートで働かれるとのことですが、配偶者の方がパートなどで従業員として勤務しても、ご質問者の方の責任が発生することはありません。
出資される会社が発展することをお祈りしております。
評価・お礼
やんまーちゃん さん
ありがとうございます。
先生の話をお聞きし安心しました。前向きに進めていきたいと思います。
今後もよろしくお願いします。
回答専門家
- 金井 高志
- ( 弁護士 )
- フランテック法律事務所
フランチャイズとIT業界に特化。最先端ノウハウで支援します
フランチャイズ本部と加盟店に対して、法的アドバイスでのお手伝いをしてきています。また、インターネット関連のベンチャー企業の事業展開のお手伝いもしています。特に、株式公開を目指すベンチャー企業のために、お手伝いができればと思っています。
(現在のポイント:1pt)
この回答の相談
このたび友人と株式会社を設立することになりました。私が発起人の一人となり出資をしようと考えています。本業がありますので私は役員にはならず、経営に携わるつもりはありませんが、ただ経理の手伝いを… [続きを読む]
やんまーちゃんさん (広島県/48歳/男性)
このQ&Aに類似したQ&A