対象:人事労務・組織
本田 和盛
経営コンサルタント
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請負社員の評価
凄腕社労士 本田和盛です。
請負は派遣と異なり、仕事の完成を一定の金額で発注者から請け負う形態なので、
請負会社としては、いかに人件費を増やさないで利益を上げるかに腐心します。
請負社員の評価は、生産性です。時給が同じであれば生産性の高い労働者が高く評価されます。
仕事に慣れて作業能率が上がると、会社としても人件費が割安になるので、利益が出る分を
昇給という形で労働者に還元します。
ただ、儲けることしか考えない会社は、生産性の向上分を賃金に還元せずに、会社の利益
にしてしまいます。そうなると、労働者が生産性を上げて残業をしなくてすむようになれば
なるほど労働者だけが損をしてしまいます。
請負会社が労働者を安く使おうとするのは、労働者の人件費を抑えることが利益の源泉に
なるからです。ただ行き過ぎると、労働者のモティベーションが下がりますので、バランスが
大切になります。
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この回答の相談
現在、特定派遣の会社に勤めております。
最近、新しく請負形態が増加しております。
従来の派遣形態では残業をして、時間を稼げば稼ぐほど会社の利益も向上したのですが、請負形態では残業をしないでア… [続きを読む]
tomozou-stさん (埼玉県/30歳/男性)
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