対象:リフォーム・増改築
森岡 篤
建築家
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屋根に沿って、断熱層で覆う
19671102さんこんにちは
パルティータ建築工房の森岡です。
屋根裏収納の設置は、どのような形を考えられているでしょうか。
現在、2階の天井は水平ですよね。
A)屋根なりの勾配天井として天井を高くし、屋根裏収納スペース(ロフト)を確保する
B)水平の天井に開口を開け、文字通り、屋根裏空間に収納
天井下地は普通石膏ボードで強度がなく、天井吊材も不足なので、B)で収納するには、天井やり替えとなります。
以下、A)としてお話しします。
2階が水平の天井では、断熱層は天井のすぐ上にあることが多いです。
屋根なりの天井にするためには、屋根に沿って断熱をやりかえる必要があります。
ここで重要なことは、外壁から連続して断熱層ですっぽり屋根を覆うことです。
断熱のすきま(ヒートブリッジ)があると、熱が入ってしまいます。
夏場、屋根の表面温度は、60〜70℃に達します。
天井頂部は、屋根温度と室内温度の中間の温度で、断熱がきちんと施されれば、室内温度に近づきます。
屋根表面温度がとても高いので、いづれにしても、2階天井頂部は温度が高くなりがちです。
温度を下げるには、頂部に換気扇を設け、外部に排気するのが最も効果的です。
この方法は、2階居住空間の気温も下げることができます。
参考にしていただけたら幸です。
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