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休日の孤独好きはよくある話・生活の更なる充実を!!

2009/07/26 21:23

人間関係のストレスを背景としたうつ病の場合、その回復過程で、他人との接触を無意識に避けるということは、防衛反応としてよく見受けられることですし、必ずしも悪い徴候ではありません。

平日は業務の上で、良くも悪くも人との関係性を強いられるので、休日だけでも一人になることによって、心理的にバランスをとっているものと考えられます。もし無理に休日にも他人と付き合えば、そのバランスが崩れて平日の業務に影響が出てくることも考えられます。

健常人の場合でも、休日は極力一人を好み、他人との接触を避ける人というのは意外と多いものです。私の周囲でも、普段はとても社交的なのですが、休日には携帯電話も持たずにフラッと一人で旅に出かける人がいます。

この際、家族や友人などから異性とのお付き合いを強く勧められたり、同年代の人たちとの比較の話が出たとしても、一切気にする必要はありません。無理に世間一般に合わせて暮らしていると、余計なストレスを抱え込む事になります。

ただ平日に無理をしていて、週末までに精神的に疲れ果て、結果的に休日を他人と一緒に過ごす気力がない、というのであれば、うつ病がまだ充分に回復していない証拠です。その場合は、まずうつ病を充分に改善させることに専念すべきです。

平日も休日も過ごし方の形こそ違え、それぞれに充実しているというのであれば、上述のように特に問題はないでしょう。ただしその際にも、今の状態が果たしてベストか・・と現状を点検する貪欲さがほしいところです。他人と過ごすか一人で過ごすかは別として、最高の生活とは何か、を考えるべきです。

そして生活をさらに充実させるために取るべき行動や工夫は何か・・と考えた時に、ひょっとしたら友人や家族と何か特定の有意義な事をして過ごす・・という発想が生まれるかも知れません。そのような動機付けに基づいて他人と過ごす時間は、きっと快適なものになることでしょう。

回答専門家

吉野 真人
吉野 真人
( 東京都 / 医師(精神科) )
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この回答の相談

休日の対人関係

心と体・医療健康 心の不安・性格改善 2009/07/13 22:17

28歳女性です。
私は、5年前に職場の人間関係・過重労働が原因でうつ状態に陥ってしまいました。
今ではその職場を退職し、精神科で頂いた抗うつ薬を続けながら平日は毎日仕事に行けるまで回復しました。
しかし… [続きを読む]

a_aさん (京都府/28歳/女性)

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