対象:住宅設計・構造
使い方によって効果が変わります。
ボッテガベルタ太田と申します。はじめまして。
皆さんより回答が少し遅くなってすいません。
大きな窓は開放感や視覚の点からも大変魅力的ですね。しかしながら、窓が一番熱を入れやすく、出しやすい存在と言うのも事実です。建築では機能、性能と意匠や
嗜好が相反することがよくあります。でも何事も工夫と知恵で乗り切りましょう。
まず、Low-Eガラスは、他の方の説明どおり「低放射」という意味です。基本的に赤外線の反射を目的に使われることが一般的です。紫外線も反射させますから、家具の焼け等にも効果はありますが、UVカットほど効果は期待できません。
使い方としては「断熱」と「遮熱」という二通りがあり、外からの熱を入れないようにすることは「遮熱」、室内の熱を出さないようにするのは「断熱」です。
つまり、西日のような暑さを防ぐには外側のガラスにLowーEガラスを使って「遮熱」し、例えば南側の暖かい日差しによって暖かくなった室内の熱を外に脱したくない冬場のような状態は室内側のガラスをLow-Eにすると熱が出ない「断熱」になります。
ただし万能ではありません。幾つかの欠点としては、まずとにかく高価であることでしょうか。それからそのLow-Eだけでは意外と効果が実感できなかったり、個人差があります。
そういう観点から、まず2次的に出来る方法として、通常ペガラスに遮熱カーテン、ブラインドの併用、さらに、UVカットのフィルム張り等がまずすぐ出来ること。金額が許せばLow-Eという選択で外側に使うということかと思います。
ご参考にしていただければ幸いです。
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この回答の相談
来年 新築マンションに入居予定です。住まいは関西です。マンションは15階建ての10階角部屋を購入しました。LDKは横長で窓の大きさは(4枚で3600縦1850で
キッチンの勝手口があります。ベランダ幅2m)
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すずりんさん (大阪府/30歳/女性)
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