キリンも違います。　その会社名を教えて下さい。

鋭いご質問ですね。回答というわけではないのですが、以下ご参考に。
私も最近の決算短信を調べてみました。トヨタ自動車、パナソニックは米国基準のためか、セグメント情報の中に、「減価償却費」がありません。検索会社と数字は次のとおりです。(キャッシュフロー計算書中の減価償却費=事業種類別セグメント情報中のそれ:単位100万円)
日産自動車:20年度766,362(19年度829,172),住友化学 :20年度140,707(19年度124,980),
キャノン　:20年度341,337(19年度341,694),アサヒビール:20年度47,353(19年度45,250),
東洋ゴム工業:20年度20,093(19年度18,937)と一致。
また、キャノンは、有価証券報告書をみると、B/S脚注でそれぞれ記載の有形+無形固定資産の減価償却費を合計すると、上の金額に合致しました。
ところが、キリンホールディングは、1
20年度は、C/Fは95,948,事業種類別セグメントでは、95,751,また、
19年度は、C/Fは71,913,事業種類別セグメントでは、73,870です。
かなり違いますね。
あなたは、長期前払費用が関係するとお考えですか?しかし、何もなければ、諸表を一致させて作成することだってできると思われませんか。その方が美しいと考えます。
キリンの場合、P/Lの特別損失に「事業構造改善費用」「臨時償却費」「事業整理損失」「統合県連費用」という項目があり、あるいはこれが関連しているかも知れません。(よく分かりません)
セグメントに関して、「連結財務諸表規則記載上の注意」には、「減価償却費には、無形固定資産に係る償却費を含めること」とあり、「セグメント情報開示会計手法」には、資本的支出に、「償却費が営業費用に含まれる長期前払費用又は繰延資産についてもその範囲に含める事ができ、その場合には、その償却費は減価償却費に含めて開示する」とあります。C/F適用指針ではそこまで踏み込んでいないのでは。だから一致させていいのではと思いますが。