攻撃

犬が攻撃という行動を高めるのは、いいことが起きるか、嫌なことがなくなるか、です。

きっかけは何にしろ、その行動を高める学習の原理はこの２つです。

家庭で飼われている犬で他者を攻撃するケースは、ほとんどが「嫌なことがなくなる」です。

その犬やご家族の関係などもっと詳しい情報を得なければ（こういった相談はカウンセリングにて対応しますが、通常飼育環境他のプロファイル取りに最低30分は要します）、はっきりとは言えませんが、今回のケースも「嫌なことがなくなる」から、その行動をとっているのだと思われます。

すなわち、攻撃対象が嫌な存在（＝恐い、または自分のテリトリーや所有物を奪う、信用できない）だと言うことです。

解決策は、攻撃対象は追い払う必要のない存在と理解させることです。要は信頼関係の問題です。

先ほど触れたように、こういったケースはカウンセリングの対象で、初回プロファイル取りの30分を含め１時間以上は最低でもお話しが必要で、その後も継続的なしつけのトレーニングや対象方法のアドバイスが必要です。

当面は、実害のないようにクレートなどを利用し、攻撃対象とは同一空間におかないことで。

犬は体験を学習します。
攻撃体験をさせればさせるほど、攻撃行動はどんどん得意になる。そうまず理解してください。

東京の世田谷まで来られるのであれば、私がお力になります。ご一報下さい。

こちらに来られるのが難しいのであれば、お近くの（社）日本動物病院福祉協会認定のインストラクター[[http://www.jaha.or.jp/capp/instructor.htmlにご相談ください。